アカデミー賞、作品賞ほか4部門受賞
絶賛大ヒット公開中
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
そのサントラたるや、ドラムのみ!
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督から電話があり
アントニオ・サンチェス氏にドラムのみの映画音楽を
作って欲しいと依頼があったそう。
で、そのアントニオ・サンチェス氏が
自分のバンドと共に来日ライブをやるというので
コットンクラブで記者会見をおこないました。
ジャズミュージシャンで音楽、映画評論もする
菊地成孔さんと、「バベル」監督つながりで菊地凛子さんが
お祝いに駆けつけ、会見は濃厚な1時間に。
この模様は
ラジオ「シネマJUMBO!」
5/9(土)~5/15(金)オンエア
★OBS大分放送(日) 9:00~ 9:30
★IBS茨城放送(土)21:00~21:30
★NBC山陽放送(日)11:30~12:00
★GBS岐阜放送(月)23:20~23:30
★YBS山梨放送(日)10:30~10:45
★FBC福井放送(木)18:10~18:20
★SBS静岡放送(土)16:00~16:30
で放送されます。
「バードマン」の音楽のつけ方は独特。
サンチェス氏によると
撮影中のNYに行き、監督から言葉でこんなシーンに
ドラム音楽をつけて欲しいと言われ
そのシーンを想像して即興でドラムスコアを作り
それらを収録したドラムスコアを監督が
撮影時に持って流し、役者陣は演技をし
撮影が終わると、編集した映像に合わせてドラムスコアを
乗せた状態のものをサンチェス氏に渡し
さらに、主人公の気持ちの高ぶるシーンでは
ドラムの音を大きくしたり、細かい監督の依頼に答えて
演奏して撮り直して再編集したそう。
聞いていたらすごい作業です。
そして会見時に演奏してくれた
映画のワンシーンを見ながら再現したドラムスコアに
興奮してしまったのでした。
こうやって、主人公の男の苛立ちやフラストレーション
もしかして主人公の頭の中で流れている曲なのかも?
と思わせる音楽的(聴覚的)効果も考えたスコア。
今年のアカデミー賞
スコアが際立っていた「バードマン」「セッション」!
なのに、どちらもドラムスコアだから
アカデミー賞の作曲賞には選考外にされたのが
残念なのです。。。