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「私たちは子宮から産まれて、大好きな人が出来て

愛を知って、その人の子供が欲しいと思う子宮を持つ

女性で、だから子宮は愛の源、大切にして欲しい」


そう、子宮頸がんのサバイバー、原千晶さんが

暖かくも力強い声で

女子大生の皆に向けて発しました。


「30歳で発覚して、泣いてばかりいる私に

当時の彼は

「俺、何も出来ないから病院行けば?」

としか言えず、結局別れて。


でも今の旦那様と出会った時に

「再発もあるからちゃんと病院行くんだよ」

と何度も言ってくれ、また見つかって

子宮全摘出に なった私を彼は支え

結局、子供の居ない人生を

背負わせてしまったから、皆には早期発見

治療できる検診を受けて欲しいんです」


この言葉は会場に居る若い彼女たちの心に確実に響き

愛と子宮の繋がりに気付かされたようでした。



映画『いのちのコール

~ミセスインガを知っていますか~』


ヒロインは結婚直前に子宮頸がんが発覚してしまう。


子宮全摘出、 ひどい浮腫みと髪が抜けたり

尿漏れの不安。


抱えきれない悩みに、彼女と彼はどう向き合うのか?


試写会後に目白大学短期大学の女子大生を前に

海老原監督、宮城女医、原千晶さん

そして、子宮頸がん検診の推進活動をする団体から

2人の女子大生が来て、トークイベント&質疑応答。


「女性は大切にしてもらわなきゃ。ストレスが子宮を

傷付けるから、男性に大切にしてもらい

愛されなくちゃいけないょ」


原さんが女の子達に最後に伝えたこと。





この映画を観たとき

私は、結婚と子供と愛について考えてしまいました。


極端なことを言うと

「子供が産めないと愛してもらえないの?」


映画ではそうは言っていないけれど

子供を持たない人生を選ぶことは

結婚を遠ざけるのか?



私的な話をあえてすると

去年、初めて

「子供を産むのが難しいなら、別の人生も考えよう」

と、私は覚悟を決めて、産婦人科で

子宮の全検診と卵巣年齢まで調べてもらいました。


ホッとしたと同時に食べ物と運動を更に意識した。


40歳を越えると自然妊娠は難しい。


そうネットでも書かれ

色んなことから現実を突きつけられた。


確かに結婚している友人でも

不妊治療をしている人は周りにも居て。


とはいえ、自然で初出産をした45歳の方も居たり。


この歳になり、年齢で妊娠が難しいからと言われ

結婚は考えられないと言われたり

子供は健常者がいいと言われたり

年齢を考えたら付き合うのも怖い、と言われたり。



子宮が元気であることを年齢だけで判断する人は

世の中に確かに多く

「若いから子供を産める」

と思い込む男女は多く。


でもでも、子供を持たずに幸せな夫婦も居るのは確か。


でも、子供を持つ喜びを知っている女性が居るのも事実。


幸せは十人十色。


大切なのは、大好きな人の子が欲しい

と、もし思った時が来た時までに

体全部を大切にしておくことだけだと思った。


若い人には。


でもね

子供が産めなくても、あなた自身を愛してくれる人と

一緒に生きていくことが、何より最も幸せな心。


お互いが自分自身の丸ごとを

愛して大切にしてくれる人が私はイイ。


色んな苦労を乗り越える前に、苦労を想像され

離れられる心の傷は深い。



体全部を健康にしてあげることが

愛する人の為にも

何より自分を愛する為に必要だと気付いたから。