『告白』以来4年ぶり
中島哲也監督の新作は7月公開の『渇き。』
ずっと監督の映画の司会をして来て
今回も脚本を先に読んだのだけど160ページを越える
長編なのに、あっという間!
しかも監督曰く
「2時間は越えない映画だよ!面白いから!」
そうニコニコと話してくれました。
とはいえ、とんでもなく残酷で冷酷で憎悪と愛欲が渦巻く
役所広司さんの言葉を借りるなら
「善人はひとりも出てこない映画」
失踪した高校生の娘の行方を追う元刑事の父親の闇。
自分の知らない娘のもう一面とは?
オーディションで中島監督に一目惚れされた
小松菜奈さんは18歳。
彼女の虜になってしまうという役設定にピッタリの
ついつい見てしまうその不思議な存在感。
来週の携帯サイト「ザ・スクリーン」には舞台裏写真と
色んな撮影秘話をお届けしますね。
その後、司会をしたのが
『荒川アンダー・ザ・ブリッジ』以来の再会になる
飯塚健監督の4/4公開
『大人ドロップ』
この舞台挨拶の模様はラジオ(AM7局オンエア)
「シネマJUMBO!」で詳しくお伝えしますね。
そうそう、『告白』公開時
私は、初めて橋本愛ちゃんに会った。
それから幾多の作品で一緒に仕事をし
今日も『大人ドロップ』で一緒だったのだけど
実は『渇き。』にも出ていて。
「舞台挨拶をやってきたよ」と話すと
「うわ~!中島監督とか菜奈ちゃんとか逢いたかった!」
「かわいいよね~、菜奈ちゃん!」と残念がって(笑)
池松壮亮くんと前野朋哉さん(実は28歳です)の
公園での会話が印象的だったから聞いたら
「あれ、ほぼ脚本通りですよ。
本番で、3人で色々話し合いながら具体的な喋り方とか
動きとかは案を出し合ったけれど」と池松くん。
小林涼子ちゃんと橋本愛ちゃんの連弾シーンは
監督のオリジナルで、仲良し女子高生2人の連弾の
「恋愛」的な雰囲気さえ感じる美しさは秀逸です。
そんな今日、夜の時間を持て余し
観損ねていたフランソワ・オゾン監督の
『17歳』にシネスイッチ銀座に駆け込んで。
高校生の女の子が娼婦になる物語は
恋出来ない自分がどうしたらドキドキするのか?
それを味わう為の術が、“男性を誘惑して落とす”
ことなのかも?とひとりで考えあぐねながら
帰って来たのでした。
高校生だった頃に想いを馳せた今日。
そうだ。
天真爛漫でもなく
「どうしてそんなに冷めてるの?」
と大人に言われても分からなかった。
ただ燃えるものってなんだろう?と思いながら
バイトをして、映画を見て
何かドキドキするものを探して分からなかった。
「映画の仕事」にぼんやり憧れたのは小学生。
高校生の頃。
あの頃、夢はなかったけれど
だから大人になって「自立しなさい」と言われ
19歳になって、夢を見つけ出していったんじゃないかな。
追伸:3/23
映画を本音でジャッジ!映画トークライブ
「シネマ文化遺産チャプター4」
@新宿ネイキッドロフト
19時からスタートです。
チケット発売中なので是非お越し下さいね。
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/naked/21938?fb_action_ids=600271333383427&fb_action_types=og.likes&fb_source=aggregation&fb_aggregation_id=288381481237582
第一回は去年の夏。
ゲストの滝口ミラちゃんもその後、結婚!
そして今年は、レギュラーチーム
アリコン以外の
構成作家タムケンさん、松江哲明監督
飛石連休、藤井ペイジさん、全員が結婚式を!
お祝いしてあげて下さいね。
私は誕生日だったりする(汗)