ピンボケしちゃってますが女優の大塚千弘ちゃんです。
2月公開の佐々部清監督の『東京難民』
マスコミ試写会の司会をお昼に。
大学に行けなくなり、お金に困り、ネットカフェで暮らし
生活の為にホストになり、転落して行く青年を
中村蒼くんが熱演していますが
主人公がホストになった時に出会い、彼にハマって
落ちていく看護婦を演じているのが大塚千弘ちゃんです。
『ゴジラ』で長澤まさみちゃんと舞台挨拶に立っていたのが
16歳の時だというから、それ以来の再会です!
朝夜関係なく働く、寂しげな瞳の看護婦が
あるきっかけでホストクラブに行き、そこでホストにハマり
恋をして生き甲斐になり、女として自信を持ち、目力も含め
色っぽくなっていく過程の表情、立ち振る舞いの変化を
絶妙に演じていて、演技を越えた生々しさに見入ってしまった。
今日は、親友の誕生日を遅れてお祝いしたのだけど
親友と一緒に、尊敬する美術監督である種田陽平さんの
展示会で上野の森美術館へ。
「種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展」
『THE有頂天ホテル』
『ザ・マジックアワー』
『ステキな金縛り』
『清須会議』
才能溢れる美術監督は、世界を旅しながら
本物を観て歩き、それを映画美術に取り入れる。
『KILL BILL』でも
タランティーノ映画を芸術として更に磨きをかけた人。
様々な日本映画の司会をしながらふと思いました。
予算をかけられるならセットだって、ロケ地だって
時間だって、キャスティングだって、思い描くものが作れる。
テレビ局製作になって、大々的に予算が組めれば
色々叶いそうだけれど、関わる人が多ければ多い程
脚本やキャスティングは、監督の思い通りにはならない。
色んな葛藤の中で、映画は作られ
完成まで行かないものも多い中
映画愛だけはなんとしても手放さずに作って
なんとか公開までこぎ着ける作品はとてもとても多い。
司会をしながら、その苦労を聞いているから
簡単に「面白くない」なんて言いたくない。
皆、頑張ってるんだもの。
話がそれちゃいましたが
何年たっても変わらない態度で
側に居てくれる人って一握り。
そんな彼女は私の心の支えでもあります。
かわいい、ぞ。
パンダも友も。