お休みの日だというのに結局、試写で3本も映画を見てしまい。


『スプリング・ブレイカーズ』『はじまりのみち』

『聖おにいさん』というまったくジャンルの違う3本。


ここではあえて『スプリング・ブレイカーズ』を触れてみることに(笑)

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『ガンモ』『ミスター・ロンリー』と危なげ極まりなく

それでいて若さ故のセクシャルを斬りつけるように映像に綴る

ハーモニー・コリン監督の新作です。


大学生の女の子4人が、刺激を求めて

「スプリング・ブレイク」(春休み)しにフロリダへと向かう。


快楽とドラッグで馬鹿騒ぎする若者たちが集まるビーチで

毎日、ビキニ姿で歩き回り、羽目を外す彼女達。


退屈な日常から抜け出したものの、後戻りどころか

まったく違う世界へと転がり落ちて行くのだけれど。。。


監督の妻、レイチェル・コリンはいつものように

夫の作品に体を張って出演。

驚くのはディズニー作品のアイドル、セレーナ・ゴメスと

『ハイスクール・ミュージカル』のヴァネッサ・ハジェンズ

『プリティ・リトル・ライアーズ』で人気のアシュレイ・ベンソン

という、女性にも人気のカワイイ女の子達が

ビキニ姿のデンジャラスな女の子になって、快楽に身をゆだねる。


『127時間』のジェームズ・フランコ演じるギャングスターなんて

霞んでしまうくらいの肉感的な体で挑戦的な視線を送り

ブリトニー・スピアーズの歌を合唱しながら銃を振り回し

踊る女の子達。


ビジュアル的にも刺激的で危険で危うい女の子達の物語を

女の子達は果たして見るのかな?


とはいえ、見ると、女の子達がセクシーで可愛くて

表情も小悪魔系で「これで男性を落とすんだ」と納得。


しかもファッションもカラフルでキュートだし

スタイルも「程よく肉感的なほうがいい」と思ってしまう。


男の人は、こっそり見そうな気がします(苦笑)


でも、この映画の彼女達の心には穴があいていて

どうしたって満たされないから、どうすれば満たされるのか

一生懸命、探しながら彼女達なりの決断で行動している気がした。


それが、この映画の真髄かもしれない。


退屈な日常から抜け出したい。


親に内緒で、無邪気に戯れ合って、自分の中に潜んだワルイ部分を

思いっきり、解き放ってみたい。


そんな風に考えることって、人生の中に一度でもあるのかな?


と思った時、一枚の写真を思い出し、探し出してしまいました。


21歳くらいの時、仲良しの美人な女友達と4人で車に乗って

湘南の海に隔週で行き、ビキニ姿で音楽を聴いていた。


ワルでもなく、羽目も外さなかったけれど

ビキニ姿の女の子4人写真が、映画の女の子4人が

戯れ合っている様と似ていました(笑)


いつの間にか自信を失い、体を隠し、戯れることもなくなった。


人それぞれ、様々な形でのやんちゃなお年頃を経て

いつの間にか、落ち着いて行くのかもしれない。

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