『映画 はなかっぱ』
初日を迎え、劇場にはお母さんと子供たちが見に来ていて
沢山のマスコミの人たちが取材にも来ていて
子供たちには、珍しい光景だから、マスコミセッティング中に
ステージに上がり、「あれがテレビで朝のニュースを作る
お兄さんたち」
「こっちが新聞の写真を撮るお兄さん、文章を書くお兄さん」
「インターネットというパソコンで読めるニュースを作る人」
と説明すると、小さな子供たちは、取材陣に手を振っていました。
まっさらな心で、天使みたいな子供たち。
母を経験しているゲスト声優の江角マキコさんや
松嶋尚美さんや、はなかっぱ役の中川里江さんは
子供たちが舞台挨拶に飽きてしまうことにもすぐ気付き
話を短めにしてあげなきゃと気配りをするところは母の顔。
のなか監督はお父さんの顔をして見に来ていた子供たちに
マイクで話しかけていました。
考えたら不思議な光景で、松嶋さんはステージに上がる直前
私たち登壇する人たちにひとこと言いました。
「今回、ご迷惑かけるかも。すみませんがよろしくお願いします」
赤ちゃんがいる大きなお腹を手で押さえながら
飛びきりかわいいお花のワンピースに頭には大きな花。
母性溢れる素敵な人です。
なんだか大人の世界と子供の世界が半分に別れてる会場が嫌で
私は、なんだかまぜこぜにしたくて、何も知らない子供たちに
ニュースを作る仕事をする大人たちを紹介したのでした。
大人が子供を産んで育てるんだから、置いてきぼりにしちゃダメ
子供のための映画イベントに大人がお仕事で来たなら
仕事ぶりをかっこいいと思って見て欲しい。
そんな、不思議な感覚を持って、母性でマイクを握ってた
大人の私でした(笑)
