ある広告の言葉。
素敵だね。
今から、舞台挨拶の仕事をしに向かいます。
ひとつは公開中のアニメ『放課後ミッドナイターズ』
その前に、有害図書として発禁問題にもなった
ジョージ秋山氏の『アシュラ』会見と舞台挨拶。
アニメ映画化になり、興味の中、観に行くと
飢餓の苦しみから、親に食べられそうになった赤ちゃんが
生き延び、成長して、憎しみの中、言葉も知らず、愛も知らず
人を喰らう者となって生きるしかなかったアシュラの
イバラの人生の中、人になるまでを綴った作品でした。
壮絶。
人を憎む心はどこから来たのか?
人を愛する心はどこから来たのか?
嫉妬したり、独り占めしたくなったり
自分の欲にまみれてしまうのが、人間なのか?
人に近付くにつれ、そんな感情を知り、喜びの分、哀しみを知り。
絵の壮絶さより、アシュラが体験する出来事から
私たちにも投げかけてくる問いに苦しくなった。
でも、それが人なんだろうな。
自分と人を比較したり、自分が知らないものを拒絶したり
自分を脅かすものを攻撃したり。
だけど愛を知っていて、誰かの為に愛を注ぐことだって出来る。
それが人だと、伝えてくる映画でした。
『アシュラ』声優の野沢雅子さん、林原めぐみさん
平田広明さん、島田敏さん、歌手の小南泰葉さん
さとうけいいち監督と。