伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-__.jpg

記者会見、完成披露試写会、そして初日舞台挨拶。


司会でお手伝いしてきた


山下敦弘監督の『苦役列車』


3ステージ終えて、森山未來くん、高良健吾くん、山下監督

お疲れさまでした、な記念撮影。

前田敦子さん、マキタスポーツさんは、次の現場へと

笑顔で急ぎ向かって行きました。


なんだかんだと山下監督の作品司会をやらせてもらってて

いつも思うのは、「役者に愛される監督」


フランクというか、自然体というか。


撮影中は、モニター見ずにカメラの下にしゃがんで

台本で目の下まで顔を隠し、覗き見しながら見てる、って

森山くんは言ってました(笑)


映画の中でどのシーンが好き?と前田敦子さんに聞くと

「スナックで動物ごっこするシーン」

とシラッと言い、マキタスポーツさんに突っ込まれてたっけ(笑)


私が好きなシーン。


森山くん演じる貫多があっちゃん演じる康子に、雨の中

無理矢理キスし、康子に貫多が頭突きされるシーン。


あの本性むき出しぶつけ合いが好き。


貫多の片想いが、彼女に触れたいのMaxになってキスするのも

生々しくて荒削りで情けなくて好き。


康子がビンダではなく、頭を冷やせみたいに頭突きするのも

発作的で滑稽で好き(笑)


人間くさいからこの映画が好きなんだと思う。


ぐちゃぐちゃよくわかんないけど好き、みたいな

取り繕うことが出来なくて本音でぶつかる人たちの姿や言葉が

やたらと胸に刺さるから気になっちゃうんだと思うのデシタ。