今日は『苦役列車』完成披露記者会見と上映会
2つの司会をするのがお仕事でだったんですよね。
森山未來くんと高良健吾くんが80年代の若者を演じていて
しかもヒロインは前田敦子さん。
『天然コケッコー』『マイ・バッグ・ページ』でもお仕事させて
頂いた山下敦弘監督が去年の芥川賞小説を映画化したんです。
主人公・貫多のタバコとお酒と読書と風俗が趣味で
人との距離感が上手く計れずに、甘え過ぎてしまったり
感情を全て吐き出してしまう泥臭さが強烈だけれど
どこか憎めない感じ。
前田敦子さんは
「ダメダメなんだけれど、どこか憎めなくてカワイイ」
と言っていたけれど
たしかに高良くんも言っていた
「ずっと一緒に居られないけれど
月に一回は会いたくなる不思議な魅力のある男」
という感じ、森山くんの恐ろしいほど
ハマってしまったあの演技から
私も脳裏からは消えないのです。
初日は7/14、舞台挨拶の司会も予定しています。
その前にキャンドル教室に行っていて
こっそり映画をイメージして作ったのだけど
作品はこちら。
『だれもがクジラを愛してる』7/14公開
1988年10月にアラスカの氷海に閉じ込められた3頭の家族クジラ
救出事件を取材したジャーナリストが書いた原作を映画化。
この事実、素敵な出来事で、心に響いた。
で、話は『苦役列車』に戻ります。
貫多は、好きになった人に執着してしまうタイプ。
餌を与えられた野良犬のような感じが近いかもしれない。
この頃、会う人逹が、私を説明するのに、何故か「距離感」
について語ることが多く、不思議な感覚を持ちました。
貫多より、高良くん演じる正二にしいて言うなら近いかも?
人間に馴れ、家で飼われている猫のような距離感だと。
好きな相手には会いたい恋しい寂しがり屋だし時間も作る。
だけど自分の時間があれば仕事や趣味を楽しめる部分もある。
メールを送らないのはメールより話をするのが好きな理由。
貫多のように
「会いたくなったから会いに来た」
「これからどこに行き、誰と会うの?」
と頻繁に行動したり、よく尋ねてくれる人とのほうが
多分、うまくいって来たような気もする。
この至近距離の感覚が心地好いってことは貫多のようなタイプと
仲良くなれた正二のように仲良くなれてしまうんじゃ?
前田敦子さんは
「私は来るもの拒まずなので貫多と友達になれます」
と言っていました。
確かにね、近づいて興味を持ってくれた人をまずは受け入れ
人としてお付き合いしてみることは
相手と心を通わせてみて初めてわかる
新しい自分の発見にもなると最近とみに思う。
面白い発見。
で、あなたはどんなタイプですか?