昨夜の日本映画プロフェッショナル大賞授賞式が
ニュースとなって随分お騒がせしているよう（苦笑）
とはいえ、受賞後の裏では『監督失格』の平野勝之監督と
なんだか「エヴァ」話しでニュースになってしまった
『監督失格』のプロデューサー庵野秀明さんとワイワイしながら
スタッフさんが撮ってた記念撮影にまで参加させてもらい……。
『監督失格』の公式HPにこの写真もアップされています。
http://k-shikkaku.com/news/
☆第２１回日本映画プロフェッショナル大賞・個人賞
作品賞＝「監督失格」（監督・平野勝之＆プロデューサー庵野秀明）
主演女優賞＝榮倉奈々（「東京公園」「アントキノイノチ」）
主演男優賞＝西島秀俊（「ＣＵＴ」）
監督賞 ＝アミール・ナデリ（「ＣＵＴ」）
新人監督賞＝大根仁（「モテキ」）
同 ＝前田弘二（「婚前特急」）
特別賞 ＝千葉善紀（「恋の罪」の製作に対し）
功労賞 ＝緑魔子（「軽蔑」の演技と長年の功績に対して）
ということで実行委員長の大高宏雄さんが続ける映画大賞の
お手伝いを「ミニシアター系日本映画を応援するっていい！」
と思い、私も長年続けて来た中で、受賞者全員参加＆全席完売
しかもマスコミ取材も歴代１位！という怒濤の一日でした。
本番ギリギリに駆け込んだ『モテキ』の大根仁監督に
「エロい司会者」と突然いじられたり
アミール・ナデリ監督と西島秀俊さんの裏でもステージでも
英語でイチャイチャな感じがたまらなく微笑ましかったり
榮倉奈々ちゃんの満面の笑みに癒された一夜でした。
手弁当で少人数で続けて来た映画大賞だったので
今回はあたふた人手が足りず
それぞれの花束贈呈に、私が当日電話でお願いしたにも関わらず
「ええ？仕方ないなぁ（笑）」と快く引き受けて下さった皆様。
本当に無礼でしかも甘えを許してくれてありがとうございます！
大高さんもお手伝いして下さったスタッフもお疲れさまでした。
こちらは『CUT』の脚本を書いた田澤裕一さん。
『SP』の助監督だったからプライベートでも知り合いで
前日に電話して花束贈呈を快く受けてくれた優しさに感謝！
今回は沢山の人に助けられ、フォローされ
なんとか授賞式もカタチになりました。
でもね、作品賞の『監督失格』は、私にとっても深く深く刻まれた
ドキュメンタリーでした。
平野監督が今回の授賞式後にこんなことを言っていた。
「この映画は、好き嫌いが激しいみたいで
女性の中には、"どうして奥さんのことが出て来ないの？
そこを切っているのがイヤだ"という人も居るんだよ」
確かに既婚者の平野監督が、亡くなったAV女優の由美香さんと
長きに渡り恋をして、いちゃいちゃ旅をして、思いっきり喧嘩して
謝ったりするありのままの姿をとらえたカメラには
奥さんは出て来ない。
夫婦のこと、恋人同士のことは、当人じゃないので分からないけれど
でも、このドキュメンタリーはこれでいい。
と、何故か私は女のくせに思ったりしてるんです。
この作品は、平野監督から天国の由美香さんに宛てた
心からのラブレターだからと……。
こんなに人を求め、こんなにさらけ出せ
それってまるで身体の一部みたいな関係って……。
『監督失格』ももうDVDになっている。
女性の人から感想が聞きたい。
そんなことをつらつら書いてるけれど
昨日、日プロ授賞式の司会の前に
ついに大友克洋GENGA展に行けたのでしたっ！
今月で終わっちゃうのに滑り込みセーフ！
アニメーションのCG会社であるポリゴンピクチャーズの
クリエイターさんのご好意で。
あの細やかなペン使いと斬新で残酷で引込まれるストーリーも
天才のなせる技。