仕事がなければ合間に試写に行くのだけど

その感想をなかなか書かないめんどくさがりやデス。


しかも少女マンガ原作のコテコテの青春ラブストーリーとなると

純愛して、三角関係になって、誰かが死んで、、、

というお決まりパターンを想像しちゃいながら見てしまうクセが。



なのに、わかっていながら、時間を忘れて見ていたのは

俳優の生き生きとした表情と恥ずかしげもなく歯が浮くセリフを

ロマンチックな表情で語りかけるからずっとキュンとしていた。


生田斗真くんと吉高由里子ちゃんは、そんな一見オーバー気味に

なりそうなキャラクターの演技をナチュラルにやりきってしまう。


『ソラニン』の三木孝浩監督らしい淡いトーンも

フェアリーテイルと現実の合間に居るみたいな気分にさせてくれ。


『僕等がいた』 3/17前編 と 4/21後編 公開。


前後編、全て見終わってしばらくして

胸が痛くなって目頭がジーンと熱くなった。


記憶に呼び掛けてくる映画だったんですね。


この人から離れたくない。


この人のことならなんでも受け止めたい。


くっついて温もりごと愛で包みたい。


ストレートに感情を出せたあの頃があったから

この映画が良い意味で心に響き過ぎたんじゃないかな。


人を好きになるってこんなに幸福で感情をゆさぶられるんだ

と五感で感じた映画でした。


だから映画を見るって、知識だけじゃなく

きっと経験やその時感じたことが結局、一番大切なんだろうな。


ある台詞があってね。


「恋愛では、愛を求める人と愛を与える人がいる」


ねぇ、アナタはどちらですか?

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