伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-__.jpg

『キツツキと雨』でご一緒した英語通訳

加納ゆり子さんと仕事の合間に六本木ヒルズ内にある

美味しいケーキ屋「HARBS」でマロンなケーキを食べた。


朝も家で栗ご飯だったっけ。


そう言えば『キツツキと雨』の沖田修一監督が

今日のティーチインで言ってたっけ。


「考えてみたら僕は食事をするシーンを撮るのが好きなんだって。

一番、生活感が出てその人たちの関係性を表現できるから」


今回の映画でも『南極料理人』とまた違う角度から食と人が

描かれているの。


そのこだわりから今日のティーチインに飛び入り参加した

主演の小栗旬くんはあんみつを何回も食べて

「当分甘いものはいらない」とその時、思ったそうなのに

結局、オッケーテイクとして映画に使われたのは

最初のショットだった(笑)


食から人との関係性が見えてくる。


おもしろいな。


夜の『ハードロマンチッカー』舞台挨拶では

松田翔太くんが

「映画の中の彼らのような生き方はお薦めしません

優しくなりたい。優しくしたい。優しくされたい」


と言っていたのがなんだか人間味があって素敵だった。


映画の主人公グーは、考えたら食べるシーンより

ひとりで動いて、時々、女の子とエッチするアウトローで

それが異色で目が離せなかった。


だけどそれは刺激的な映画の中だから。


確かに食事を共にする主人公に安心感と愛着を感じるのが

人間らしさなんだろうな。


うん。


明日の映画祭は、『ハラがコレなんで』『セイジ』デス。