![伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-__.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20111026/18/satori-ito/c7/71/j/t02200164_0640047811571716574.jpg?caw=800)
『キツツキと雨』でご一緒した英語通訳
加納ゆり子さんと仕事の合間に六本木ヒルズ内にある
美味しいケーキ屋「HARBS」でマロンなケーキを食べた。
朝も家で栗ご飯だったっけ。
そう言えば『キツツキと雨』の沖田修一監督が
今日のティーチインで言ってたっけ。
「考えてみたら僕は食事をするシーンを撮るのが好きなんだって。
一番、生活感が出てその人たちの関係性を表現できるから」
今回の映画でも『南極料理人』とまた違う角度から食と人が
描かれているの。
そのこだわりから今日のティーチインに飛び入り参加した
主演の小栗旬くんはあんみつを何回も食べて
「当分甘いものはいらない」とその時、思ったそうなのに
結局、オッケーテイクとして映画に使われたのは
最初のショットだった(笑)
食から人との関係性が見えてくる。
おもしろいな。
夜の『ハードロマンチッカー』舞台挨拶では
松田翔太くんが
「映画の中の彼らのような生き方はお薦めしません
優しくなりたい。優しくしたい。優しくされたい」
と言っていたのがなんだか人間味があって素敵だった。
映画の主人公グーは、考えたら食べるシーンより
ひとりで動いて、時々、女の子とエッチするアウトローで
それが異色で目が離せなかった。
だけどそれは刺激的な映画の中だから。
確かに食事を共にする主人公に安心感と愛着を感じるのが
人間らしさなんだろうな。
うん。
明日の映画祭は、『ハラがコレなんで』『セイジ』デス。