まるで、何かの宗教のような……。
指揮を執るのは私……。
映画の宣伝の為ならスタッフだって耳を付ける。
映画って、人を童心にしてしまう。
満島ひかりちゃんと子役の渋谷武尊くんと行なった
楽しい初日舞台挨拶ツアー『ラビット・ホラー3D』
2人はこの後の新作『一命』にもそれぞれ別シーンで出ています。
ひかり嬢は世界的撮影カメラマン、クリストファー・ドイル氏との
大変ながらも斬新で刺激的だった『ラビット・ホラー3D』
の撮影の日々を目をキラキラと輝かせながら話してくれた。
照明を効果的に活用した撮影やドイルが感覚で撮っていく過程。
清水崇監督の音へのこだわり。
ホラーって照明や音と言う視覚と聴覚で創り上げて行く。
にしても舞台ウラでも2人と最近丁度観たばかりの新作
『一命』に興奮し、その撮影時の話しを聞いたりと
ずっと喋っていた楽しい一日でした。
ひかり嬢はヨコハマでの舞台挨拶を終え
同じ映画館で開催しているヨコハマ映画祭の企画上映
「満島ひかり映画祭」のトークショーに移動しました。
『カケラ』『川の底からこんにちは』『愛のむきだし』の3本上映。
どれも個性溢れるキャラクターで彼女の演技の幅を感じるじはず。
私は『プライド』の彼女も今となれば新鮮でね
見て欲しいです。
今日はもうひとつ伝えたいことがあります。
その後、恵比寿の東京都写真美術館ホールへ駆け込み
『頭山』でアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされた
山村浩二監督の新作『マイブリッジの糸』と監督の短編や
監督がチョイスしたNFBというカナダ国立映画製作庁の
海外のアートアニメーターによる短編達(Bプログラム)
を観て、トークショーも聞いて来ました。
行ったら偶然、仲良くして頂いている『ファイナル・ファンタジー』
の監督、瀬下さんも観に来ていたので一緒に観覧。
その素晴らしさと豊かな発想力は、私が持っていたアニメーションの
概念を完全にくつがえす力強さと枠を越えた映像表現を体感でき
これは多くの人に観て欲しいと強く思ったんです。
山村監督との対談は、ちょうどWEBサイト「ぴあ映画生活」動画で
「伊藤さとりと映画な仲間たち」に出て頂いてるので見られます。
ニュースもドラマも映画も、映像って、もしかしたら
情報量が必要以上に詰め込まれ過ぎているのかもしれない。
余計な言葉や必要以上の演出をそぎ落とし
音と映像が奏でる手書きアニメーションの繊細なまでのタッチと
芸術そのもののアニメーションならではの遊びが生み出す世界。
それによって想像力や発想力が伸びていく。
10/7まで東京都写真美術館で上映しているので
ふらりと立ち寄って腰を下ろしてくつろいでみると
頭の中で大きな改革が起こるはずです。