無事ですか?


寒くないですか?


お腹は空いてないですか?


無事の連絡頂いた方々、ありがとう。


私が出来ることは、募金と節電と映画を発信し続けることくらい。


私のラジオ番組「シネマJUMBO!」は

静岡放送、大分放送、茨城放送、山陽放送、琉球放送、北海道放送

で今も流れています。


被災地のTSUTAYAでは、声は届いているかわからない。


映画イベントは中止続きで動画番組の対談も延期だけれど

ラジオとコラムは変わらずに動いていて、求められる限り

ここ、東京で仕事をしていくんだろうな。


映画には沢山の気づきを貰っていて

「ああ、大切なもの見失っていた」がよくあるw


角田光代さん原作の4/29公開『八日目の蟬』

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

ひとりの女性が不倫相手の家に生まれた赤ちゃんを誘拐し

「この子を生き甲斐に生きて行く」と決め

大切に育てながら逃亡生活をする。


今までお母さんだと思っていた人が父親の不倫相手で

4歳になって実の両親の元に戻った女の子がどんな気持ちで

大人になって行ったのかを映像と女優陣の演技力と

さりげなくても深く刻まれるセリフで綴る人間ドラマでした。


逃げ続ける生活の中で、永作博美さん演じる女性が

幼い女の子(娘)に見せるのは“空”。


暗い山道で「怖いね」と言う女の子に「怖くなんて無いよ」と

彼女は言い、夜空を見上げてごらんと促すと

坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を歌う。


ある時は浜辺でその子を抱き締めながら青空を見上げ

「空見てみ。気持ちいいなぁ」と嬉しそうに呟く。


空は果てしなく広く、そして繋がっているから。


多くの人が安心して過ごせる日が一刻も早く来ることを

空を見上げて祈っている人が

世界中に溢れるくらい居ると私も思って月を見ています。