映画の魅力をちゃんと紹介する、これが大切にしてること。


それは、番組で紹介したり、コラムで紹介したり

映画の舞台挨拶や記者会見での司会もそう。


昨日の朝一の『ソーシャル・ネットワーク』来日会見、司会は

自分の仕事のスタイルを明確にするきっかけになったんですよ。

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

個人的に今年の洋画ベスト3にすでにランクインしてる映画。


東京国際映画祭でも司会をしたこの作品。


記者会見では脚本家のアーロン・ソーキンさんと

主演のジェシー・アイゼンバーグさんの話しをじっくり聞けたの。


で、この映画は大学生でSNS「フェイスブック」を作ってしまった

マーク・ザッカーバーグの実話を描いた人間ドラマなんだけど

ということはノンフィクションを映画にしたということ。


で、脚本家のアーロンさん、こんなことを言ってました。


「ノンフィクションを書く上でのライターとしての自分の心得は

 歴史に対する責任、その人に対する責任。

 その人の名誉を傷つけることはしないということ」


これは、私の心にストンと落ちた言葉でしたよっ。


映画を批判したいと.思わないし、批評というより

正しく魅力を紹介したいと思うから、作品の好き嫌いではなく

善し悪しではなく、監督の思いに共感する。


私はそんな感じで、自分なりに気持ち良く今の仕事

映画パーソナリティの仕事をしていこうって

納得したのでありました(笑)


$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

それから東京国際映画祭に向かって『白夜行』の司会。


堀北真希ちゃん、高良健吾くん、船越英一郎さん、深川栄洋監督

が登壇した舞台挨拶でした。


控え室で会った高良くんは、ほんとに嬉しそうに笑って

亮司という今回の役への取り組みについて話してくれた。


深川監督のミステリーを描く上でトライした銀の残しの映像美、

レトロだけれどそれぞれのキャラクター像を体現するセット

さらには、印象的なセリフの数々、そして俳優陣の表情。


素晴らしいです。


$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba


そして昨日の夜の映画祭最後の司会仕事は


『Wake up! TAMALA』クリエーター t.o.Lさんご挨拶。


200年の長編『TAMALA 2010』はカワイイ子猫のタマラが

主人公のシュールでカワイイ猫社会のお話デシタ。


今回は、環境問題をテーマに描いていて

地球を滅ぼすのは猫社会=人間社会なんだよ

というメッセージが詰まっている17分の短編でした。


私たちの力で地球の未来はどうとでも変えられる……そう感じた、



名古屋のパーソナリティ松岡ひとみさんがやってきていて

ランチをして、更に数人と集まって飲んだ夜。


うっかり遅起きの私は、『能楽師』『SP』『ストーン』の司会へ

これからまた東京国際映画祭へ向かいます。