伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-2010101022560000.jpg


「キャスティングで映画の80%が決まると

どこかの監督が言ったけれどあながち間違ってはない」


火曜の昼下がり。


私は、ガブちゃんが下敷きにして寝てる

『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』

完成報告記者会見の司会をしてました。


今回は、私が代表インタビューという形で

主演の浅野忠信さん、永作博美さん、東陽一監督に

40分間トークする様子をマスコミさん達が取材するという

いつもと違う記者会見でした。


お子さん産んで初の公の場となる永作さんは

以前より輝きが増してて、安定してる感じがしたな。


そうそう、冒頭の言葉は、東監督が口にしたこと。



私は、この映画を見たとき、あぁ、この役をやるのは

浅野さんと永作さんだけなんだよね。


そう、納得してしまった。


ストーリーはシンプル。


出来事は、アルコール依存性で離婚した夫が

いよいよ生命の危機に気付き、妻と子供の元に帰りたいから

更正施設に入り、アルコール依存性と戦いながら

大切なことに気付き、悔い、やり直そうと前を見て進む話し。


だから、後からじわじわ染み渡る思いという名の味わい。


実話。


漫画家・西原理恵子さんと亡くなった元夫の絆。


会見の話しは、携帯サイト「ザ・スクリーン」に書きます。


永作さんがね、こう言ってた。


「西原さんモデルの由紀さんは、色んなことから一度別れた夫に

また夫婦みたいに接することができるのは

一度好きになった人を嫌いにはなれないから」


ダメ男でも私が愛した男だから。


だからいとおしいんです、はい。


その気持ち、複雑そうでシンプルで分かります。