伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-2009101600050000.jpg



東京国際映画祭のオープニング作品

海のドキュメンタリー映画


『オーシャンズ』を見て、海中を浮遊してるみたいで気持ち良く(^^)



文庫化するのにあとがきを頼まれ

梨屋アリエさんの『プラネタリウム』を読んで

自分の中の乙女が気持ち良く浮遊した(^^)



「夢見る乙女なんですね」


アーティストの高橋瞳ちゃんがこないだ私に言って笑って。



「しっかりしてるのと無邪気なのと

乙女みたいで女みたいな、色んな対極を合わせ持ってる」


生野慈朗監督が私について説明して笑った。



『プラネタリウム』を読みながらこの2人の言葉を思い出し

幼かった頃の自分と対極じゃないかと笑い。



恋する感情に憧れる少女は、渡るか渡らないか

自分の気持ちに判断つかなくなると

警報音が体の中から聞こえてそのまま固まってしまう女の子。


夢中になることの気持ち良さに焦がれる彼女は

多分、きっと、自分とも人ともちゃんと向き合うのが怖くて

人はもちろん、自分さえも心に接近すると警報音が鳴るんじゃ?


昔の自分って確か小説に出てくるこの子っぽかったと。


高校卒業まで「どこか冷めてる」と言われてばかりで

恋も趣味もスポーツも、夢中になろうとやってみるのに

他人ごとみたいで自分の中でどうも盛り上がれない。


じゃあいつから心に乙女が浮遊し始めた?


多分、きっと、18歳の時、将来を真剣に考えて付き合った

自分に対してまっすぐな彼からかも知れないと思うんですよ。


嫌なことから逃げたくても相手がまっすぐ自分を見てるから

自分も自分とちゃんと向き合わなくちゃいけなくなる(^_^;)



血の繋がってない好きな人のまっすぐな愛の魔法だな。



あの時から


幼い大人な心が『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』みたいに

歳をとるほどにどんどん心だけ若返ってるみたいデス(笑)



人や自分という日常に夢中になれるから

映画を紹介する仕事に夢中になれる(笑)