東京国際映画祭のオープニング作品
海のドキュメンタリー映画
『オーシャンズ』を見て、海中を浮遊してるみたいで気持ち良く(^^)
文庫化するのにあとがきを頼まれ
梨屋アリエさんの『プラネタリウム』を読んで
自分の中の乙女が気持ち良く浮遊した(^^)
「夢見る乙女なんですね」
アーティストの高橋瞳ちゃんがこないだ私に言って笑って。
「しっかりしてるのと無邪気なのと
乙女みたいで女みたいな、色んな対極を合わせ持ってる」
生野慈朗監督が私について説明して笑った。
『プラネタリウム』を読みながらこの2人の言葉を思い出し
幼かった頃の自分と対極じゃないかと笑い。
恋する感情に憧れる少女は、渡るか渡らないか
自分の気持ちに判断つかなくなると
警報音が体の中から聞こえてそのまま固まってしまう女の子。
夢中になることの気持ち良さに焦がれる彼女は
多分、きっと、自分とも人ともちゃんと向き合うのが怖くて
人はもちろん、自分さえも心に接近すると警報音が鳴るんじゃ?
昔の自分って確か小説に出てくるこの子っぽかったと。
高校卒業まで「どこか冷めてる」と言われてばかりで
恋も趣味もスポーツも、夢中になろうとやってみるのに
他人ごとみたいで自分の中でどうも盛り上がれない。
じゃあいつから心に乙女が浮遊し始めた?
多分、きっと、18歳の時、将来を真剣に考えて付き合った
自分に対してまっすぐな彼からかも知れないと思うんですよ。
嫌なことから逃げたくても相手がまっすぐ自分を見てるから
自分も自分とちゃんと向き合わなくちゃいけなくなる(^_^;)
血の繋がってない好きな人のまっすぐな愛の魔法だな。
あの時から
幼い大人な心が『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』みたいに
歳をとるほどにどんどん心だけ若返ってるみたいデス(笑)
人や自分という日常に夢中になれるから
映画を紹介する仕事に夢中になれる(笑)