「燃え尽きたじゃないけれど、しばらく休もうと思って」


 なんだか寂しいですが、それだけ愛を注いだ映画だったんだと。


 是枝監督が渋谷シネマライズのステージで発言。


 「充電期間を持とうと思ってるんだよね」


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 私も恋に落ちてしまった映画『空気人形』


 今日はず~っと司会をしていたこの映画の

 今のところ一応、最後の司会仕事となる初日舞台挨拶。


 このパネルは『空気人形』初日と10/11に30歳の誕生日を迎える

 ペ・ドゥナさんを祝って作られたマスコミ向けの写真撮影用。


 「はずかしーっ」


 イベントを終えて、舞台ウラで日本語で言うと

 頬に手を当てたペ・ドゥナさん。


 ずっと裏では日本語で普通に私とも話せちゃう語学力。


 皆の今までの感謝がいっぱい詰まった一日で

 プレゼント大会になっておりました(笑)

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 打ち上げで振る舞われた非売品の空気人形クッキー。


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 移動のバスの中でペ・ドゥナさんがくれた半生柿。


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 豊洲の舞台挨拶が終わって、板尾創路さんがポンと

 私にくれた「CHE・ITAO」Tシャツ(笑)


 是枝監督とペ・ドゥナさんとARATAさんと板尾さんと

 ずっと日本語で別の映画の話しとかクスクス話しをして

 なんて心地よい現場なんだろうと思ったんです。


 そんな皆さんの人柄が作品に染み込んでいるから

 この映画って心地良くって、愛に溢れていて

 ちょっとシャイなんだと思ったわけで。


 そしてどうしてこの映画がこんなに愛おしいんだろうと

 考えながら司会を続けて気づいたんです。



 愛して欲しいんじゃなくて、愛する人に愛を注ぎたい。


 空虚な心を埋められるのは、何よりも人から注がれる愛。



 空気人形は心を持って、初めて「恋」を知り

 初恋のドキドキを感じながら、愛する人に喜んでもらいたいから

 彼女なりのお返しで愛を注ぎ、彼らの寂しさを愛で受け止める。


 愛を注ぐことって、照れやプライドがあるとうまく出来なくて

 それこそまっさらな心じゃないと出来ないワザ。


 子供みたいに、空気人形みたいに、無垢に人を愛せたら

 きっと自分も幸せで、いつか愛を注がれている相手も

 その幸せに気づくんじゃと思ったんですよね。