今、NHKドラマスぺシャル『白洲次郎』

 全3話を見終わったところです。


 8月にオンエアされ、9/21~23に再放送するものの

 見損ねていたんです。



 見るきっかけになったのは女優・中谷美紀さんのお陰。

 
 吉田茂首相の側近であり、昭和の歴史に名を残す白洲次郎氏の妻

 正子さんをドラマで演じたことから、写真集を9/1に発売。

$伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

 この発売記念トークショーの司会に声をかけてくれたことが

 ドラマとの出逢いでした。


 主人公である白洲次郎氏の若かりし頃は高良健吾くん

 英語を操りながら政界で活躍し始める時代は伊勢谷友介さん。


 そんな夫を見つめながら自分の可能性を探し、執筆の道を模索する

 妻・正子さんを「昭和の女」ならではのハイカラさと粋さをまとい

 時に男に負けじとチャーミングに意見を述べ

 時に妻として母として悩む姿を魅惑的に表現する中谷美紀さん。

 
 女優として人として私は彼女を尊敬しているんですが

 白洲正子というひとりの女性に私まで魅了されてしまったんです。

 $伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba

 なんていうんだろう。

 
 夫婦の関係というかパートナーというか。


 夫の姿を見ながら自分のやりたいことにも気づき

 お互いに奮い立つライバルのようなパートナーであり

 それでいて嘘偽り無くリスペクトしている。


 40代で数冊の本を執筆し、50から西国33カ所の霊場を巡り

 身をもって体験したことを文字にしたという女性。

 
 中谷さんに似ているのかもしれない。


 女優として役に陶酔し、役から多くの教養を身につけ

 時に旅をし、感じたことを文字にしたためる。


 どんな些細なことも

 心で「感じて」、心で「味わって」、心で「喜びたい」



 自分らしく輝き、自分の足で立ちながら

 伴侶を尊重し、互いにひとりの「人」として尊敬し合う。


 それが白洲次郎さんと正子さんの夫婦のカタチだったようで

 私はね、焦がれました。