伊藤さとりオフィシャルブログ「さとりのひとりゴト あの映画のウラ・オモテ」Powered by Ameba-2009041702130000.jpg


昨夜はヤラレました。


泣いてる訳を考えて分かったのは、私の心の奥にしまいこんでいたあの頃の感情や思い出が映画で呼び起こされたから。


秋に公開される『女の子ものがたり』


『ぼくんち』の西原理恵子さんの原作を映画化。


スランプに陥ってる人気漫画家がヒロイン、深津絵里さんが演じてます。


彼女の若い頃を大後寿々花ちゃんが演じてて、福士誠治くんは出版社。


友達のavexの菅野さんが初プロデュースして、来週完成披露試写会の司会をするから早めに観たんですよね。


友達だからの贔屓目はないデス。


そこは冷静みたいで(^_^;)


「私は幸せになるんだ」


小さい頃、呪文みたいに何度もベランダで唱えてた言葉。


「おまえの人生なんだから好きに生きなさい」


18歳の誕生日、大学に行かせられないけれどと父が言った言葉。


「友達みたいに男、男で生きるのなんてカッコ悪い」


高校生の私が心の中で思ってた言葉。


こんな風な、似たような言葉や似たような境遇や似たようなセリフがところどころにあって、泣いたんだと思うんですよ。


親や友達を見てて、友達とはしゃいでるのは好きなのに
どこかでこうはなりたくないみたいな冷静な自分が居て
ヒロインの彼女は、自分のことを誰も知らない世界に飛び出したかったんだと思うんデス。


その気持ちもわかるから、大人になって過去に背を向けてる自分と向き合うのがつらいヒロインがいとおしかった。


カッコ悪いのは自分と向き合うのを逃げてる自分。


幸せのカタチなんて人それぞれ。


すごく懐かしくて、すごく共感して、すごく不器用な自分と向き合えて、そして癒され気付かされた映画だったんですよね。


ありがとう、って友達の菅野さんに試写後に何度も言って、感想言いながらまた泣いちゃって。。。

あぁ、カッコ悪い(^_^;)


でも良かった、こんな素敵な映画が見られて(^^)


良かったですよ。