昨日は、AIHが思ったより早く終わったので、仕事がお休みだったオットとちょっと遠出してきました車


「子宝祈願」のお参りですあせる

目的地は、山ふか~いところにある、「子産恵の宮」というところ。

県道から逸れて、車1台が通るのがやっと、という林道を進むこと7~8分。途中、離合するところもなくて、「どうか車が来ませんように」と祈りながらの道中です。


1つめの赤い鳥居のところに車をとめ、そこからは歩きです!

鳥居の奥に、「ここから先は、足元がたいへん悪くなります。どうぞお使いください」という看板と竹の杖がたくさん置いてありました。



幸せ☆アンテナ


オットは、杖なしで行こうとしましたが、私はネットで情報収集し、ほんとに道が険しいことを知っていたので、「ぜーったい杖が要るってば!」と説得し、ふたりで杖をつきつつ、くだっていきました。


長い長~い石段を降りていくと、だんだん川の流れる音が近づいてきます。

石段が終わって、山道をしばらく歩くと、崖に仏さまを彫った「磨崖仏」にたどりつきました。鎌倉時代に掘られたものだそうですが、しっかりと3体の仏さまの輪郭が残っています。


オットと手を合わせ、さらにその奥にある「子産恵の宮」へ。

看板によるとここから200Mほど先にあるとのことでした。


そこから先は、さらに道が険しくなり、杖が大活躍!

1歩踏み外すと、下の沢に落ちてしまいそうなので、落ち葉で足を滑らさないように気をつけながら歩き、やっと目的の「子産恵の宮」に到着。


そこは、奥が見えない、くら~い洞穴でした。

洞穴の中に石塔が3つ立っていて、お線香やお酒などがお供えしてありましたが、石塔の奥は真っ暗で、そこから「ポタッ、ポタッ」と水が落ちる音がかすかに聞こえてきます。何とも言えず、神聖なところでした。


看板によると・・・・


昔、子どもができないことを悩んでいた夫婦の夢に岩堂観音が現れ(最初にみた磨崖仏です)、自分のお堂の先に、「子産恵の宮」がある、そこにお参りすれば願いが叶うだろうとお告げがあったそうです。夫婦は道なき道を3日3晩かけて歩き、「子産恵の宮」にたどりつきました。そこには3人の宮がいて、甘酒を竹筒に入れて夫婦に与え、これを飲めば子どもに恵まれると話したそうです。夫婦は喜んで家に戻り、甘酒を飲んだところ、玉のような女の赤ちゃんが産まれた、という伝説があるそうです。


子宝祈願の他に、安産や母乳の出が良くなるなどのご利益があるとも書いてありました。


写真を撮りたいな~と思っていたのですが、こんな山奥に隠れるように存在している場所を、写真に撮ったり、ましてやブログに載せたりして人目にさらすのは、何だかバチが当たるような気がして、そして何より厳かな空気におされて、写真を撮るのはやめておきました。


だけど、「子産恵の宮」も、「磨崖仏」も、きちんと箒の目がついていて、その上に足跡もたくさん残っていたので、地元の方が大切に守っているということが伝わってきました。


汗をかきながら、最後には膝が大笑いするほどきつい道のりでしたが、前から一度行きたい場所だったので、お参りできて本当に嬉しかったですドキドキ


もしも赤ちゃんを授かることができたら、次は「お礼参り」に行くぞ~!