私のオットさんは、男ばかり三人兄弟の真ん中です。

最初に私たち夫婦が5年前に結婚し、次に弟くんが昨年結婚しました。


で、期待の長男である、お兄様。

どうやら、最近カノジョが出来たらしいとオット実家ではもっぱらの噂だったのですが。


そのお兄さん、結婚することになりましたベル

それも、オメデタ婚ですヒヨコ


その話をオットから聞いたとき、とーっても嬉しかったです。

ほんとにしっかりした、優しいお兄さんだから。


赤ちゃんができたらしいよ、と聞いてもやっぱり嬉しかったです。


と、言うよりもほっとした気持ちがありました。


オットのお父さんとお母さんは、子どもがとっても大好き。

私のいとこの娘ちゃんを連れて実家に遊びに行ったときも、すごく喜んで可愛がってくれました。

そんな、子どもが大好きなお父さんとお母さんが、これでやっと、おじいちゃんとおばあちゃんになれる。

そのことが何よりも嬉しかったし、私の肩の荷が少し降りたような気持ちもありました。


だけど、嬉しい気持ち9割の中に、「先に嫁に来た私が、お父さんとお母さんに孫を作ってあげることができなかった」、「後から来るお嫁さんに先を越された」という残念な気持ちも、1割くらいはやっぱり存在しました。


結婚する順番と、子どもができる順番は、まったく次元の違うこと。


それは十分頭では分かっていても、AIHを終えて、「成功したかな!? ダメかな!?」って、ただでさえ神経質になっているこの時期だったので、やっぱり素直に受け止められない部分もあったり。


でも、その数日後、オットから、お母さんが私のことを気にかけていてくれたことを聞きました。

「先にお兄さんのほうに赤ちゃんができちゃったけど、さとりんちゃんは気にしていないかな?」って。


そのまた数日後に、オットの実家に行ったのですが、お父さんもお母さんも、私にはな~んにも言いませんでした。私のことを気遣っていてくれるようなそぶりも全く見せなかったし、ましてや赤ちゃんができる順番がどうこう、なんてこともひとつも口にしませんでした。


今までどおり、いつもどおり、変わらないお父さんとお母さんでした。


結婚して5年、オットのお父さんとお母さんには、一度も「子どもはまだ?」とか、「早く孫がほしい」とか言われたことはありません。

決して私を焦らせたり、嫌な気持ちにさせるようなことは無かったし、子どものことには一切触れられたこともありません。

お父さんとお母さんは、その話題に「触れない」ことで私を守ってきてくれました。


そんな、お父さんとお母さんのさり気ない優しさを、今回のことでまた改めて感じることができました。

それと同時に、自分の中にあったモヤモヤも、消えて行ったような気がします。


お父さんとお母さんには、本当に感謝です。


人は人。

私は、私。


私は大丈夫! 自分のペースでやっていけばいい。今は、そんな思いでいます。