子どもに対して
「もっと相手の気持ちを考えなさい」
と口にする親御さん、
少なくないと思います
実際わたし達は子どもの頃から
「相手の気持ちを考えるように」と
口酸っぱく言われて育ってきました
でも
相手の気持ちを考えることと
『自分の気持ちを押し殺すこと』とは
同じものではありません
その違いをちゃんと分かっていないと
子どもにも
自分の気持ちを押し殺すことを
強要してしまいます
自分の気持ちを押し殺すことに
慣れてしまうと
自分の気持ち
自分のやりたいこと
自分が本当はありたい姿
そういったものから
どんどん離れていってしまうのです
お子さんに幸せな人生を歩ませたいなら
まずはママ自身が
『自分の気持ち』を
ちゃんと選んで、大切にし、
守る必要があります
***
『相手の気持ちを考える』って
相手の希望や主張を鵜呑みにする
ということではありません
文字通り「考える」ことで、
相手と自分の希望や主張の
落とし所を探す作業のことなのです
「相手の希望の裏にはどんな事情があるのだろう」
「相手の主張を何か別のやり方で
解決してあげることができないのかな」
そうやってお互いに歩み寄ること
決して
相手の気持ち VS 自分の気持ち
でケンカして
負けた方が勝った方の意見に
「従う」というものではないのです
自分の気持ちや意見を述べようとすると
年長の人や男性から
「素直じゃない」
「かわいくない」
「なんて頑固なんだ」
なんて言われることがよくありますが
あれ、言葉の暴力ですからね？
自分の意見に従わない目下の人や女性に
力づくで言うことを聞かせよう
としているだけなのです
その人は
自分の気持ち VS 相手の気持ちで
ケンカしているから
こういう力づくな言葉が出てくるのです
そんな暴力を
それこそ素直に聞き入れて
自分は素直じゃないし
ワタシってかわいくないんだ
どうせ自分は頑固ですよー
なんて卑下して
自己肯定感を下げる必要は
まっっっっったくありません！
運の悪い事故にでも遭ったと思って
そういう暴力的な相手からは
これ以上被害を受ける前に
さっさと逃げてしまいましょう！！
***
でもね、実は同じこの言葉...
もしお子さんに対して
直接言ってしまうことはなかったとしても
思ってしまうことがあるのなら...
それはお子さんに
自分の気持ちを押し殺すことを
強要しているのです
お子さんの自己肯定感を守りたい
ちゃんと「考える力」を身につけさせたい
自分と同じように我慢させたくない
そう考えているのであれば
親子の間にある上下の対立関係は
できるだけ早く解消して
対等な横の関係を築く必要があります
親子関係を対等な横の関係にすることは
子どもが安心して自分の考えを持ち
それを言える状態をつくること
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