息子sonを連れて
科学未来館で開催している
『MOVE いきものになれる展』に
行ってきました

イベントHPで混雑予想を確認して
空いていると思われる日に行ったものの
各展示は20〜40分待ちの長い列

順番を待っている間
息子sonが飽きないよう
一緒に歌ったり踊ったりしていましたが


列を整理する三角コーンの四角い土台とバーの
「ズレ」が気になった息子son

土台の辺とバーが水平になるよう
ちょこちょこ直しては
「ずれてたからなおちた〜(^^)」と
ご満悦な笑顔で戻ってくる…を
列が進むたび
繰り返していました

ところがあるとき
息子sonよりも小さな女の子が
バーの反対側を取ってしまい
その子はお母さんに抱き上げられて
すぐにいなくなったものの
バーから引き離された拍子に
息子sonの方も外れて
一人片手にバーを持った状態に

するとそこに
6〜7歳くらいの男の子と女の子が
少し離れたところから駆け寄り
バーの反対側を押さえて
「取っちゃダメなんだよ!」と言いました

息子sonはおにいさん・おねえさんの方を見ては
バーをぐいぐいと引っ張り
その度に2人は
「ダメ!離して!」と力を入れる…

この状態では息子sonに言っても
通じないと思い
おにいさん・おねえさんの方に
声をかけました

「おにいちゃん、おねえちゃん
 ありがとう
 そうだよね、取ったらいけないよね
 ちゃんとしてて偉いね(*^-^*)
 

 いまこの子、びっくりしちゃってるだけだから
 2人の方から先に
 手を離してもらえるかな?
 そしたらきっとこの子も
 自分で置くと思うの」

素直にぱっと手を離してくれたふたり
 

息子sonもバーをコーンに収め
「なおちた〜」と満面の笑顔で
わたしの元に戻ってきました

息子sonを抱きしめて迎えつつ
ふたりに「ありがとう」と伝えました

***

みんな 善意なんですよね
息子sonも
息子sonを叱ったおにいさんおねえさんも


そしてもしかしたら
バーの反対側を取ってしまった
小さな女の子も

特におにいさんおねえさんは
ちゃんと大人の言いつけを守って
『いいこと』を率先してやれる
とても素直で真面目な子

でもたった数年で
『小さい子のするうれしくないこと=いたずら』
といった方程式ができてしまっているようで
ちょっぴり寂しさを覚えました

***

子どもの善意を疑わない

瞬間的には悪いことをしているように見えても
その行動の発露となった善意については
否定しないであげたいな…と


それは息子sonに対してだけでなく
対・大人の人間関係の中でも
改めて意識したいと思う
生後924日目のできごとでした 

 

***

 

しかしながら...

周囲から見たらわたしは

かなり非常識な親なのでしょうね

 

・子供が列を離れても連れ戻さない

・子供が設備を触るのをやめさせない

・自分の子を叱るのではなく他人の子に協力を求める

 

わたし自身が

他人に非常識だと言われることは

どうでもよいから

 

我が子の伸び伸びした心を

しっかりと守ってあげたい