よく

「親の愛は無償だ」

「親の愛ほど深いものはない」

といったことを 世間でききますが

 

もしかしたら逆なのかなぁ…

と思うことの多い このごろ

 

もちろん

親になってはじめて

こんなにも 親に愛されていたのか…

と気づくことは 多いのですが

 

一方で

 

親になったからといって

無償の愛だなんて 崇高なものを

はたしてこの自分が

持てるものなのかしら?

という疑問も

 

わが子はしかし

こんなにも 不完全で自己中心的なわたしを

まったく無条件で 完全に愛してくれています

 

親の愛よりも

年端もいかない子の愛の方が

ずっと無償で崇高で 完全なのではないか

 

親の無償の愛というのは

子の完璧な愛を受けることで

鏡写しのように

あとから生まれてくるものなのではないか

 

そんなことを

つらつらと考えたり

 

子どもというのは

本当に 純粋無垢な

愛とやさしさでできていて…

 

日々その大きな愛を

全身に浴びることのできる よろこび

 

翻って 自分の不甲斐なさ出来なさに

寝顔をみつめながら 謝る夜も

 

「いたずら」というのは

まったく 大人側の都合でできたことばで

 

わが子をみていると

そこには純粋な親切心と

きらきらした好奇心しか

存在しないのです

 

まいにち

こんなにこんなに愛してくれて…

ありがとう