こんにちは、佐藤病院リハビリblog「カラダのことダカラ」です🫡
ぽっこり出た下腹を鏡で見て「あ〜痩せなきゃ・・・」
そう思う方は多いのではないでしょうか
年齢を重ねるとお腹周りの代謝は特に落ちてしまい、つまめるお肉もつきやすくなります
また体重増加でお腹周りが大きくなってくると、それは姿勢にも影響を及ぼします
今回は、肥満のお腹が姿勢・カラダに悪い影響を与えるかもしれないというお話です
ある研究によると、太っていない男性に比べて肥満者の方が、足裏の体重のかかる位置が後ろに偏っている、つまり踵(かかと)の方に偏っていると報告されています
これはお腹の前への重みと釣り合いを保つために、後ろ寄りに体重をかけてバランスをとっていることが理由として考えられます
そのため、下の図で示すように腰は本来自然にある前カーブが過剰になってしまい、腰の反りが強くなり、負担が集中してしまうことがあります
すると、「腰椎変性すべり症」など腰の疾患が起こりやすくなる要因となり、腰痛を引き起こすことがあります
また、カラダの他部位にも目を向けてみると、反り腰によって背中は反対に丸くなって猫背になりやすくなります
頭部前方位という頭が肩に対して前に位置してしまい、ストレートネックから肩こりや首こりを引き起こすこともしばしばです
以上のように、肥満による姿勢の変化はカラダの各部位に負担を集中させてしまうのです
減量によってカラダの痛みも楽になる体験談は多く耳にしますよね
減量によって負荷が軽減しただけでなく、お腹まわりが軽くなることで姿勢に良い影響を与え、負担の集中する部分が軽減していったことも考えられます
これからますます食べ物の美味しい食欲の秋ですが、ぽっこりお腹をへこませて、姿勢改善やカラダへの負担を減らすために「運動の秋」も取り入れると良いのではないでしょうか
それではまた