護衛艦いかづち帰国 | 航泊日誌

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本日第12次隊の護衛艦さわぎりが佐世保に護衛艦いかづちが横須賀へ帰港しました。
6月から34回の護衛活動、船舶150隻を護衛しました。

私自身ソマリアに行って、確かに海賊も出没(実際)しました。
あの時確か、艦橋ワッチが終わって士官室で文書を起案中に電話が鳴ったんですよ。どうしたもんかと思い取ってみると、何だ同期の○○士か。すると、
「●●士!今、英語でめちゃ援助呼んでいるから!艦橋上がって代わりに国ブイやって!(国際VHF)」と言われて、ダッシュで艦橋上がるためラッタルに足を掛けたところでエンジンの音がキーんと高くなるのを聞きつつ・・・
「緊急信受信中!本艦の右20度25マイル地点の船舶から緊急救難信号を受信!本艦はただいまから救援へ向かう。航空機緊急発艦用意!水上戦闘用意!」
と矢継ぎ早に艦内号令がマイクからけたたましく流れ、アラームが鳴り始めました。
艦橋に到着して自分のカポックとヘルメットを着用して、艦長が
「●●!早く交話始めろ!現在位置、針路速力、海賊船舶の位置全部だ!」と怒鳴りながらも双眼鏡で前方を凝視していました。

艦橋の中では、皆忙しく配置を交代する者やカポックを着用する者、12.7mmに弾を装填したり、LRADに配置についたりと色々な動きがある中、私は艦の艦位を入れつつ国際VHFで某民間船舶の船長らしき人物と交話を開始しました。
相手はインド英語で大変聞き取りづらいのが難点でしたが、相当緊迫している状況が伝わってきました。
「艦長、救援船舶名XX。船籍パナマ。本艦の右30度20マイル地点にて針路、速力、290度20ktで航行中。海賊船舶は現在4マイル程度まで近接中。」
と報告したら、飛行長が
「艦長、発艦許可願います!」
すかさず艦長が
「発艦許可!」
を号令
飛行長もほぼ同時に
「発艦許可!」
この間、僅かに6~10分もかかっていなかったかのように思えます。
すかさず当番が
「航空機発艦!」
左舷をバタバタとSH-60Kが低高度で現場海域に突っ込んでいきました。

・・・

とまぁ全部書くと長くなるので割愛しますけど、流れ的にこんな感じでしたね~。
海軍軍人として漸くお国のため、国民のために戦っているんだな~と感じたひと時でしたね。