本屋さんでよくわからないタイトルであったので、ちょっと手に取りました。
3.11が人工地震であり、これはテロであるという内容でした。
専門用語をちりばめて本当っぽく書いてあり、笑いながら読んでしまいました。こういう、人々の不安に乗じて信じやすい言葉と専門用語を散りばめて説明するというのは、詐欺の手口そっくりです。
ボーリングした穴に超小型戦術核を入れて爆発させ、海底下30~40kmまで掘削するという代物らしいです。んで、探査船「ちきゅう」がそれを支援しているというものでした。
まず、まったく根拠が無いのはその超小型戦術核をどこが開発しているのか?また、どのように製造し空輸してくるのか?そもそも、戦術核の必要な破壊力は何J必要なのか?それすら明記していないし、憶測だらけ。というか嘘ばかり。
「ちきゅう」の最大掘削深度は約7000m。海底まで2000mあれば、海底下7000m程度までしか掘削できません。まず、この時点で根拠なし。技術的にも不可能。地下30000mの圧力と温度っていうのも重要ですよね。ライザーパイプ経は約500mm。ということはそれより小さい経で核砲弾見たいのを製造する必要があります。今までで最小の核砲弾は155mm。W9砲弾であれば280mmで威力は約15kT。
M9クラスの威力は200京J(1兆の100000倍!!)。TNT換算約4.8億t…
ちきゅうの掘削速度は浅いエリアが300m/日。2000m以降は70m/日。7000mクラスは数カ月の掘削期間が必要になります。ということで、例え八戸港にいたとしても犯人とはあり得ない。何故なら、「ちきゅう」は1月に南海トラフの掘削に行っていました。ということは入港し整備補給を完了して掘削海面に移動し、掘削開始までの時間をいれても2月上旬から開始したと仮定するとなると・・・
南海トラフ海域からドック(本牧にある三菱造船所が母港みたいなもの)へ移動するのに12ktで4~5日。
補給整備が超突貫工事で2、3日で出港(搭載作業や各種整備にこんな短期間はあり得ないと思いますけど)
掘削海域に移動するのに12ktで3~4日。
掘削準備に1日。
2000mエリアまで到達するのに順調に行ったとして6~7日。
2000m以降7000mまで到達するのに順調に行き71~72日。
とすると合計最低必要日数が87日~92日となります。ということは、3.11に間に合わせるには前年12月から行動を開始する必要になることから、まったくもって荒唐無稽のデマということがわかります。
カメラマンがあらかじめいたことなどについては簡単です。
ちょっと情報を知っていれば分かると思いますが、報道関係のカメラマンは全国にあちこちにいることが多いです。お抱えもいればフリーもいます。また、個人カメラマンだっていますからね。
しかも、現代はネットワーク社会ですから。相当な情報をネットに流すことだって可能です。
HAARPはどうなのか?という人もいるでしょう。
正直、こういうのは実用化されていない上、全くの研究機関です。
さすがに、こういう部類は情報が少ないですし、原理もまだ未知。というか、米軍としても一番に投資していないし、それなりに結果が出れば良いというスタンス。
日本側から判断せずあらゆる情報を精査することが重要ですね。
皆さんもだまされないようにね…