小室哲哉が引退を発表した。
そもそも不倫の釈明会見のはずだった。

引退について世間の意見を知りたくてTwitterを見ると賛否両論。


たしかに不倫はわるい。
だけど、それは当の本人たちの問題でありこちらが口出しすることではない。


Twitterの中に気になる投稿を見つけた。
小学生のドリルをしているKEIKO。病気と闘っているのにそれを世間に恥ずかしい話ですがと前置きして話すのはかわいそう。

と。


KEIKOは高次脳機能障害だそうだ。
わたしの父と同じ。


高次脳機能障害の家族にしかわからないだろうが、高次脳機能障害が他の人が想像するガンの闘病などとは全然ちがう。

どちらかというと認知症の介護。


わたしの父は医師だった。

バリバリ働いてる父を尊敬していた。


小室哲哉の気持ちは痛いほど分かる。
KEIKOにかわいそうだから誰にも相談ができない。
父の名誉に関わるから誰にも話せないのだ。

トイレに自分でいけない。
ご飯は1人でたべれないこともあった。

頭の病気は治らない。
でも少しでも治すために毎日リハビリにかよう。

リハビリで小学生の漢字ドリルをする。
そこで出された宿題を子供のように真剣に解く。

もう一度いう
わたしの父は医者だった。


難しい病気も、薬の名前も完璧に覚えていた父は百マス計算が出来ないのだ。


こんなこと誰に話せるのか。
恥ずかしい話と言ってしまうのは仕方ないのではないか。


不倫がいいとは思わない。
だけど、誰かに頼りたくなってしまう気持ちは痛いほど分かる。

ましてや1人でお世話をしていた小室哲哉なら尚更だろう。


もう前のKEIKOではない。
前の父ではない。

そして元には戻らない。


批判をするのは経験をしたことがない人だと思う。


父はいつも幸せそうだ。
なにも分からないから。
自分はまだ医者のつもりで、誰よりも偉いつもりで生きている。
少し羽根を伸ばすことを許してあげてもいいのではないだろうか。


そんな気持ちになってしまった。


高次脳機能障害について知らない人が多すぎる。
だから父について書こうと思う。