1980年前後にSFファンから絶大な支持を得ていた吾妻ひでお。
彼の信者たちが聖書のように、いや踏み絵のように扱っていたのが不条理日記である。
別冊奇想天外や劇画アリスなどで連載され、SFパロディをふんだんにつかったということと、今までにない漫画表現をいくつも描いたということで注目された。

この不条理日記の続刊といっていい漫画が今年発売された。

それは「カオスノート」。


この漫画は日記形式のナンセンスショートギャグ漫画である。
カオスノートは不条理日記と違いSFパロディネタはほとんどなく、大衆が知っている漫画や映画のパロディネタが少しある程度で、吾妻ひでお作品を構成する要素 ナンセンスと美少女がふんだんに盛り込まれた内容になっている。ひとつの話がだいたい数コマで完結しており、短いものでは一コマというものもある。15年ほど前に放送されていた松本人志のひとりごっつの大喜利に近く、カオスノートはお題に対してナンセンスな回答をしている感じだ。
この漫画の面白さを言葉で伝えるのは難しい。
わけがわからないが面白い。面白いけどわけがわからない。
そんな漫画です。