「おはよう。」今日がまた来た。
「お休みね。」で永遠に寝るはずだったのに窓から光が射している。
「ねぇ、何してるの?」と頭の中に声がする。答えたくない。だって何もしてないもの。してるのは呼吸し、残念ながら生きてる。
お湯を沸かす温かい珈琲を入れる。とてもストロングな珈琲を。ぼーっと、いや常に心の闇の声をかすかに聞きながら聞き流しながら熱いくらいの珈琲を飲んでいく、空になったマグカップはまだ温かいけどやっぱり空。私の体も空にしてあげたいなーと両手で握り締めたマグカップの数滴残された珈琲を見つめふと思う。私の心の中にのこる生はこの数滴の珈琲が五分経ち染みになった珈琲なんだと…。飲み干したハズなのにまだ残されたいる珈琲の染み。
朝はいらないと思い眠ったのに光が射す窓…。
マグカップは綺麗にキッチンで洗浄され元の器に返っていく。私は…闇を引きずりながらさらに傷口を深くえぐるように又今日という日を生きていくのかもしれない。上手に笑い、怒り、他人にはとびきりの笑顔で、優しい声で話しながら嫌な事、自分の欲する気持ちをひた隠しにし明るく良い人を演じきる。他人にはできるが身内にはできないが無理して顔を歪め対応してる。私の心の闇は更に深く深くなり隠れた箇所に膿を持ち始め闇でない部分に圧力を加え痛みを生みだし、更に侵食を深みて行く。不気味なくらいの計れない早さで闇は笑いながら侵食していく。
マグカップに残った染みも同じだわ、キチンと洗わないと染み付いて残っていく。私はどこかで自分の心を綺麗に洗い流す作業をし忘れたのね…。
忘れられたマグカップは廃棄するしかないみたい、だって汚くて目障りだもの、誰も触らなくなるの、そして砕かれマグカップは終わるのマグカップとして生きる事を…。私は…マグカップと同じ自分では終われず砕かれるのを待ってる。
Candyからの投稿