有名な戦うお姫様。 | ろくでなし 佐藤ナノ

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ただアラフォー独身デブの行く末を見守っていくだけのブログです。

今日は暇でやばい時間に余裕があるのでレビューでも書きなぐろうと思う。
過去に読んだ、観た作品ばっかですまんよ。
レビューっつっても勝手な感想文なので
適当に流し読みしてもらえると助かります。

 

本日のターゲットは
風の谷のナウシカ

 

はい。広く知られているスタジオジブリの大傑作と言われている作品の1つですね。
私が初めて風の谷のナウシカを知ったのは確か幼稚園の頃。
映画で見たかったんだけどリアルタイムで上映した頃は

理解できるとは到底思えない年齢だった為、レンタルビデオで観た。

当時、観終わった時は「風の谷の人々のために戦って犠牲になる勇敢で優しいお姫様すげぇ!」って思ってた。
ナウシカが王蟲の怒りを鎮めるために犠牲になるシーンにはハラハラさせられたし
王蟲のおかげで息を吹き返した時はそりゃもう泣きまくり
ナウシカのように素敵なレディーになりたい!と思ったものさ。


それから時は流れて…
ナウシカには原作というものが存在するというのを知ったのは
私が高校生の頃。
その時から「ナウシカの原作!?読みたいっ!!」と思い
あの映画のストーリーから更に感動する展開が待ち受けてるに違いない!と思っていました。
ほんで、慌ただしく過ぎていく日々の中で原作を読みたいと思いながらも
中々縁遠く、つい1年くらい前にようやく原作を読むことが出来たんだけどさ。

まず真っ先に思ったことが
ナウシカの映画から連想される後々の感動的なストーリーを信じて疑わなかった自分が
いかに浅はかだったかっつー事。

 

ぶっちゃけ映画のナウシカのストーリーは原作で1割程度にしかならない。
はっきり言おう、王蟲たんに助けてもらえてハッピー!その後はもっとハッピー!なんてことには
ならないのである!!!
むしろ、最終的な結果を読むとどうにも残る考えさせられる後味の悪さ。
語彙力が無いので後味わりーなって表現しか思いつかんのだが

人間ってどこまでもご都合主義だなぁ…
ぼかぁ人間でいる事が恥ずかしいよ…と思っちまいました。

風の谷の人々を守り抜いたナウシカは確かに存在するんだけど
大きな目でよく見てみると
自然の法則から外れまくってるよね。
まぁそれもナウシカ達が存在する事になった出来事も原因も含めたら
ある意味そっちの方が自然っちゃー自然なんだけどさ!どさ!!


ネタバレになっちゃうけど
ナウシカも、ナウシカが存在するきっかけになった人たちも。
結局行き着く先はどっちも全滅!!!
でも地球のためにはそれで良かったんじゃないかな!!!
って思う事は思うんだけど
やっぱりどうにも、ご都合主義な人間として生まれた私は
「もっと他の方法はなかったのかしら…」と
甘えた事を思ってしまう。
あぁ我ながら煩悩だらけ…。


ナウシカの映画でのストーリーしか知らない人に対しては
そのまま夢を持っててほしいと思う自分と
いや、これは奥が深いから原作読めや!って思う自分が拮抗してる。

 

 

個人的には後味わりぃぜって書いたものの原作を知れてよかった。
人類のあり方について考えさせられる作品でした。

あと、地球は大事だねっ!!!(感想が幼稚園児レベル)
しつこいけどナウシカの映画の結末しか知らなくて
原作はもっとハッピーなんだろーなーと長い間ボケヅラで妄想していた自分が恥ずかしい。

そして「ナウシカのように素敵なレディーになりたい!」とおこがましい考えを持っていた頃を
様々な方向からそれは無理!って打ちのめされた自分が痛いなーと
遠い目をしながら思う今日の午後。