戦場の都 パリ | satonaka☆音の見聞録

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正にまさか!?……である、

この国で起こるとは・・

14年前の9・11も ペンタゴン炎上の映像にかなり驚いたが、2機目の旅客機が突っ込む場面など もはや劇空間テロで、
こんなのアリかよはてなマークと、
その一線の越えかたに解せない部分はあったものの、受けた衝撃は ここまでで、そこから先は少し冷やかな視点で捉えてたような気がする。
米国の場合、標的にされても文句は言えない国際的背景があるのだから・・

だが今回は誰が見ても道理が合わない。
事件から数日経ち、どの集団によるものか?当局では既に目星が付いてるとこだから 別にここでは記さないが、
理由があまりにも自己中心的である。…結局おまえらのエゴだろ?それでこんな事が起きていいのかむかっ… てな具合で、、

前述のNYにしても 全く関係のない多くの一般市民が巻き込まれているのだ。
パリ市民があんなやりかたで殺戮されるなんて……テロなんか人でなしのやる事だ。
やるなら堂々と宣戦布告して、軍人同士で戦争やれよ!


このパリに於ける意外性に多くの著名人が困惑を隠せない中、筆者は押入れに眠っている或る一冊の本を、その内容を少し思い出してみた。元仏グリンベレーの柘植久慶が書いたものであり、この記事のタイトルにもなっている。

これは “花の都” に対して そう記したのだと思われるが、読んでみれば 実際その通り……この書物を手にする前から知ってるだけでも、
サンバルテルミーの虐殺・バスティーユ襲撃・パリコミューン・自由フランスのレジスタンス活動等々……流血の舞台はたしかに多く、歴史的にも地理的にも避けて通れない場所なのかも知れない。


「王妃マルゴ」で観た 16世紀後半の死体が並ぶ庭園の光景は印象的で、アンリ4世がカトリックとプロテスタントの対立を和解すべく改宗したものの、それが逆に大量虐殺の土台を築いてしまった。

廃兵院から武器を奪い バスティーユの牢獄へと進撃する18世紀末の出来事はあまりにも有名で、国全土が劇空間と化した一番最初の歴史的事象であり、これを題材とした映画やドラマは数知れない。この夏も革命月として宝塚のアツいステージを観劇できたほどに、、

普仏戦争でナポレオン三世が失脚した翌年、パリは再び戦場と化した。

ドイツ占領下時代も その抵抗運動を描いた
物語は革命時のそれ以上であろう。

他にも様々な戦闘の数々が記されており、筆者の読んだ頃はハードカバー版であったが、今では文庫本としてAmazonや楽天でお買い求めが可能です。

今こそ読む価値の大きな一冊であり、
その紹介文も下記に転載しておきましょう
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文化の都・国際都市パリは、“戦場の都”としてのもう一つの顔があり、硝煙と血に覆われた歴史を持っている。街角や建造物、広場にまつわるさまざまな事件や人間ドラマをつぶさに紹介する本書は、カエサルの時代から現代まで、大都市の移り変わりを描いた痛快な歴史読み物である。本書はまた、地図や写真を多数収録した。パリの旅行ガイドブックとしてもその利用価値はたいへん高い。