大変な事件などが起きると、よく…… | satonaka☆音の見聞録

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公の場やつぶやき等で、何とかしなければ!とか、さもその時気付いたかのように
大きな一声を上げ、言うよりも行動を起こしましょう!、などと旗を降るが……表に顔や名を出してる人たちにきわめて多く、
そんな知人の一人もやはり。。。これってどうなんだ?

そもそも事が起きたその背景を知ってるのか?知ろうとしているのか?
それがなければ貴方も単に言ってるだけで、では行動起こすはいいが、背景の熟知
をなしに適切な何かが出来ますか?

我が国の民は、或る一定の人たちからすれば敵国の一員です。
そう、イスラムの民たちにとって・・
彼らの多くの部分は長きに渡って戦時下にあるのです。その戦闘を仕掛けてくる大国に属している、それがこの国なのです。筆者を含めた日本人は皆その一員であり、
これを国民のどれだけの人が認識しているでしょうか?
2億ドルの援助金は非戦闘項目の主旨になっており、その他中東諸国へのバラまいたカネも その地域のインフラ整備の為ですが、
それで果たして彼らが日本人を自分たちの味方だと捉えるでしょうか?
今回の悲劇の片方は、そのつもりに錯覚して一生懸命 活動に従事していた、そんな善意な人が拘束されてしまった事です。

かつての日本も占領国の協力によってインフラ整備を含む主要都市の復興を果たしました。
しかし敗戦国であった当時の国民に、アメリカへの味方意識はあったでしょうか?……一部には無いとは言い切れなかったでしょうが、その殆どは否です。これは飽くまで
“Boots on the Ground” だったのですから・・

今のイスラムの民にしても 持ってる感覚は酷似していると思います。
しかし日本政府が非戦闘項目であたかも人道的支援らしく掲げると、この国の民は自分たちが米国に追随している本質的な部分を忘れてしまうのです。飽くまで我々も敵視されてる存在なのです。普段の身のまわりの生活が戦闘情態と全く関係ないから、その認識が薄くなる、それだけの話です。

それを認識せずに、何とかしなければ!と宣っても、なにも始まりません。
そんな貴方たちの言動を、単なるイメージアップのポーズとしか受け取りません。
イスラムの人から見て果たして?自分たちがどう映っているのか常日頃から考えてますかぁ?
一般市民の多くでさえ、考えている人は少ないでしょうが、、
あと一時間を切った この土壇場の状況に対し、どうすべきか?などというのは 筆者の言及するところではありません。
表に出てる職業の人たちの、これに乗じた鼻持ちならないキレイ事に対して、この記事は批判するものであります。

我が国の民に認識が薄い以上、いつ起きてもおかしくない事が今起きたに過ぎません。
この国の方針が変わらない限り、我々はこれからも敵視され、現地に足を踏み入れれば、それは自らの身を危険に晒す事になるのです。
何か行動を!とキレイ事宣って・・では政府に対して方向転換を直訴するしかないですよ。
でもそれは不可能でしょう。……だってこの国土はいつまで経っても被占領区域なのです、“Boots on the Ground” を受けた……敗戦国として米国に追随するしかなく、これは覆せないのです。

さて、刻々とタイムリミットは迫っています。数十分後の結末がどうなるか?それは筆者が言及する範疇ではありません。
ただ言えるのは、これからも充分に起こり得る事で、そのリスクとなる背景を国民として しっかり認識すべき、そこに尽きると思うのです。






(Yaplogより転載・一部編集)