実験のサンプリングの為、学校に泊まり込みなう。
暇なので、2か月くらい前にあった出来事を書く。
あれは深夜の新宿西口での出来事。
23時過ぎ
俺は金沢行きの夜行バスに乗る為に新宿西口・明治安田生命ビルの下で、
受け付けを済ませ搭乗時刻を待っていた。
すると、女の子が電話を掛けながら息を切らせ気味に走ってきた。
暗いので定かではないが、
ある一点を除けば普通の女の子といった感じ。
女の子「あのー、バスの受け付けってどこですればいいんですか?」
その女の子はどうやらこれから乗るバス会社の人と電話している様だ。
俺は受け付けを済ませ退屈であったので、
その女の子の話を聞こうと思い、
女の子とバス会社の会話に耳を傾けた。
女の子「えっ、黄色いTシャツを着ているんですね?」
そういうと女の子は周りをキョロキョロと見渡し始めた。
どうやら、オリオンバスの受け付けを見つけたい様だ。
(オリオンバスの受け付け係は黄色いTシャツを着ている。人数は7人くらい。)
女の子「黄色いTシャツを着てる人が見当たらないんですけど・・・」
女の子からも普通に見て分かる場所に受け付け係はいるのだが、
搭乗時刻が迫っていてテンパっているらしく、
彼女には見えていない様だ。
俺は声を掛けて教えてあげようかと思ったが、
不審者扱いされても困るしそのまま傍観し続ける事にした。
女の子「あのー、ではそちらから私を確認できますか?」
一般的には意味不明な発言である。
何百人と待合している客がいる中で、
自分を見つけろというのだから。
だが、
彼女にはその発言が可能であった。
ここがある一点除けない彼女の普通じゃない部分。
それは、
ファッションが、
『ゴスロリ』
これから夜行バスに乗り込むというのに
ファッションが、
『ゴスロリ』
大事な所だからもう一度
これからどこかしら地方都市へ行こうというのに
ファッションが、
『ゴスロリ』
さすがの新宿さんも23時過ぎにゴスロリは庇い切れないのである。
事実、俺と同じ様に注視している人が周りに軽く20人くらいいた様に思う。
で、話を戻そう。
女の子「私を確認できますか? 私、ゴスロリファッションをしてるんですけど・・・」
バス会社「ごにょごにょ・・・・・・・・・・」
女の子「えっ、ゴスロリがどういう格好か分からないですか・・・」
バス会社の人がゴスロリというワードを知らない為伝わっていない様子。
女の子も困り顔をしている。
女の子「んーっと、えーっと、じゃあなんて言えばいいんですかね・・・」
ここで女の子は一度、息をスーッと飲み込んだ。
すると、次の一言が出た。
女の子「あのー!私、痛い格好をしてるんですが、そちらから確認できますかっ!」
俺は思わず吹き出して笑ってしまった。
その後は無事、受け付けを済ませた様だったが、
ゴスロリファッションをしている人も、
それが痛い事を認識してしているという事実が判明した。
この話はここで終わるが皆さんもこれからは、
彼女達は自身も痛いと知りながらゴスロリしているのだと暖かく見守ってあげて欲しい。
おわり