こちらでは、病気になった患者の家族という立場から、その闘病生活についてお伝えしています。
同じような、親や兄弟に患者さんがいる方に向けて、その心にほんの少しでも寄り添えるブログになればと思い、書いております。



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前回のこちらの記事からの続きです。
よろしければ、続けてお読みくださいね。









(母の記録より)

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2010年8月5日(木)

もう管が外れて
食事は口から取っているそうだ
先生が「お名前は?」ときくと
「○○ ○○(フルネーム)」と言える
「おいくつですか」には「・・・・
「何月何日」もまだ「・・・・」


※父がノートにこの日書いたもの

夕食が運ばれてきて
ひとりでスプーンで食べる
エプロンにこぼしたら
それもスプーンで掬って食べる
お盆についていた紙の

○○ ○○  様
   きざみ

というメモを見て
「きざみさま」と読む
そして笑う


8月6日(金)

夕食食べる
昨日よりペース早くなっている
ガツガツ食べる
おわんを指差し
「ホチキス」と言って
思わず間違えたことを苦笑いする
そして今日も「きざみ」と読む

食事中
「パーセンテージ」
「パーセンテージの一致するものを食べたい」
とか
「40%食事中」とか言う
クリアファイルの“VIP”を
「ヴィップ」と読む
恐竜を「これは?」ときくと
「ダイナソー」と言う
飛行機に興味はもはや
ないらしい
カンディンスキーの画集は興味を持ったようだ
やはり芸術の力は何かあるのか・・・


8月7日(土)

昼御飯たべている
歩行器で歩く練習をしているらしい
靴を持ってくるように言われた
スゴイ!!

再び18:20靴を持ってくる
夕食たべているが
時々ぼんやりする


8月9日(月)

○くん一家(私の彼氏)と食事のあと
病院へ寄る
一人で鏡見て髭剃りしたあとだった
○○(父)の携帯の△さんからの
メールを読んであげた
そのあと眼鏡かけて
携帯いじる
昨日のイサンのあらすじを
○(母)の演技混じりで話すと
ソンヨンが突っ伏して泣くシーンの再現の時に
○○(父)も思わず涙する

「せっせっせ」をやる
じゃんけんで(父が)負けたので
1本橋(こしょこしょ)をやると
「こしょこしょの時点で
レベルが落ち着いた」とのたまう


8月10日(火)

転院先決まる
8月13日出発です
あわててパジャマ買いに
Mサイズで良かったか・・・
看護師さんに確認したらOK
なんと○○さん(父の親友)が
お見舞いに来てくれる
○(父)もとても驚いた
嬉しそうな感動の顔をしていた
あとで「○○さんきたよね」
「大学が一緒だったじゃん
どこの大学?」と聞くと
「◎◎(←正解)」だって


8月12日(木)

○○先生来てくれる
リハビリ室に○(父)いて
会いに行ってくれた
○(父)感激の涙
私たちにも見せたことのない顔をする!
私(母)の名前も◎(私)の名前も言えた!

8月13日(金)

今日は☆☆(転院先の病院)へ!
朝食を食べている
「今日はとろみ?何み?」と聞くと
「○○(母の名前)」と答える・・・
ふざけてるのか、まじなのか

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現在もそうですが、
普段会わないお客さんが
来てくださると

頭の中が少しシャキッとするみたいです。



昔からのお付き合いのある方たちが
お見舞いに来てくださるのは
嬉しい反面、

当時
こういう父の姿を見られるのは
初めのうちは正直、
あまり気が進みませんでした。



付き合いの深い方ほど、
現状をお知らせしなくては。

という気持ちと、

付き合いが深いからこそ
父に会ったらどう思われるか
分からないから
会ってもらいたくない・・・

という相反する気持ちが
錯綜してました。



父は病気のあと
感激しやすかったり
すぐ泣くようになったのですが、

それは前頭葉の感情のコントロールが
難しいからというのがあるようです。

ちょっとカワイイ感じもしますが。笑



次回からは
転院した病院での記録です。

これからも応援していただけたら
嬉しいです。

よろしくお願いいたします!