<第101話 世代交代 >
リーグ戦で首位に返り咲いたブルーズ。
次の日は移動日&休養日。代表戦とかで疲れていた俺は、部屋でDVDでも見ながら過ごす予定だった。
しかし、その静寂を乱すように部屋の呼び鈴が鳴る!!誰だよぉ~~!
『はいはいはいはい。どなた様?』
「おっ!独身野郎は何してたんだ?部屋に女でも連れ込んでたか?」
『ドログバさん!今日はどうしたんですか?』
「メシ食いに行こう!どうせ暇してるんだろう?」
『暇してるは余計なお世話ですよ!』
「悪かったよ。さぁ早く行こうぜ!」
そうして、俺とドログバさんはロンドン市内のレストランに来た。
「ここのパイは最高だぞ!しかも親父はブルーズファンだしな」
『確かにおいしいですね。それより突然誘ってきてどうしたんですか?』
「いつも良いパスをくれるお礼だよ」
『良いパスかどうかわかりませんけど、チームが勝つ為のプレーをしてるだけですよ』
「そうか。なぁ、リーグ戦でのチームの得点王が誰だかわかるか?CLは別でな」
『チームの得点王?ドログバさんじゃないんですか?』
「違うよ。スタリッジだ。あいつは10点、俺とマタが7点」
『そんなに差がありました?もしかしてスタリッジさんはリーグでも上位?』
「あぁ。もう俺の時代が終わるよ。世代交代ってやつだな」
『何懐かしんでるんですか!そういうのは引退してからにしてください。まだ得点上げてもらわないといけない試合は残ってるんです』
「最近はトーレスも復活してきたし、ルカクだって伸びてきてる。俺じゃなくても点はとれるさ」
『バカ言ってんなよ!トーレスの復活だって完全じゃないし、ルカクにしてもスタリッジにしても調子の波がありすぎる!それに、俺はあなたが努力家だって知ってる』
「そうは言っても、実際体がついていかないことが多いんだよな・・・おまえも俺にキレが無いこと気づいてるだろう?」
『そこまで言うならわかったよ。次のユベントス戦で、俺はあなたに限界のパスを通す。それを決めるかどうかで判断する。あなたがダメならスタリッジさんとマタさんに決めてもらうし、俺が代りにFWやるよ』
「ストライカーはエゴイストじゃなきゃいけない」俺は、チーム内で誰よりもエゴイスティックなプレーヤーであるドログバさんをリスペクトしている。
たしかに、プレミアで2度の得点王にドログバさんも才。全盛期のスピードも無ければ、パワーも無い。でも、世界のトップで長年培ってきた感覚は鋭いままだ。
それを本人に再認識させる為にも、次のユベントス戦の持つ意味は大きい。
CLグループステージ第3戦、ホームでのユベントス戦。
前回の対戦では、守備的な布陣で引き分けた相手。ホームで迎える試合は、いつもの<4-3-3>で臨む。俺は左のCMFで先発出場。そして、注目の2トップはドログバさんとスタリッジさんだ。
試合はホームの声援を味方につけたブルーズが圧巻のパフォーマンスを見せる。
開始10分にCKからこぼれ球をスタリッジさんが押し込んで先制すると、その10分後にはマタさんのパスからスタリッジさんが決めて2点目。
この日のスタリッジさんはキレがあり、その後も惜しいシュートを放つ。
スタリッジさんとは対照的にドログバさんはキレが無い。俺はギリギリのパスを通し続けるが、追いつけなかったり、相手DFに当たり負けしたり、無理なシュートを打たされたりしている。
前半を2点のリードで折り返したブルーズは後半も同じ勢いで攻める。
しかし、カウンターから一瞬の隙をつかれてゴールを許し、1点差に詰め寄られると、試合は次第にユベントスペースになっていく。
反撃に出たユベントスの攻撃を必死で抑えるブルーズ。
カウンターの恐怖を見せたいところだけど、前半活躍したスタリッジさんが機能しないくなっている。この状況にベンチが動き、控えFWのアップが加速している。
ドログバさんとの約束・・・・
劣勢が続く中でクリアボールを拾った俺は、ピルロ&マルキージオの2人をかわして前を向く。その瞬間、諦めないストライカーの姿が目に入った。そこに迷わずスルーパスを放つ。
そのパスの先にはドログバさん。相手DFの寄せを一瞬のフェイントで切り返し、力強く振り抜いた右足から放ったシュートは、試合を流れを引き戻す3点目となった。
「うぉぉぉぉぉ~!!」雄たけびをあげ、スタンドに走りだすドログバさんを見て、俺は右手で力強くガッツポーズをした。
残りの時間をコントールしたブルーズは、危ない場面も作らせずに試合終了。
これでグループ単独首位、決勝T進出に王手をかけた。
そうそう、クラブハウスのロッカーにドログバさんからのプレゼントが入っていた。
<ゾウの置物>
センスないよ・・・玄関に置いて、鼻に車のキーでも架けようと思います。
リーグ戦で首位に返り咲いたブルーズ。
次の日は移動日&休養日。代表戦とかで疲れていた俺は、部屋でDVDでも見ながら過ごす予定だった。
しかし、その静寂を乱すように部屋の呼び鈴が鳴る!!誰だよぉ~~!
『はいはいはいはい。どなた様?』
「おっ!独身野郎は何してたんだ?部屋に女でも連れ込んでたか?」
『ドログバさん!今日はどうしたんですか?』
「メシ食いに行こう!どうせ暇してるんだろう?」
『暇してるは余計なお世話ですよ!』
「悪かったよ。さぁ早く行こうぜ!」
そうして、俺とドログバさんはロンドン市内のレストランに来た。
「ここのパイは最高だぞ!しかも親父はブルーズファンだしな」
『確かにおいしいですね。それより突然誘ってきてどうしたんですか?』
「いつも良いパスをくれるお礼だよ」
『良いパスかどうかわかりませんけど、チームが勝つ為のプレーをしてるだけですよ』
「そうか。なぁ、リーグ戦でのチームの得点王が誰だかわかるか?CLは別でな」
『チームの得点王?ドログバさんじゃないんですか?』
「違うよ。スタリッジだ。あいつは10点、俺とマタが7点」
『そんなに差がありました?もしかしてスタリッジさんはリーグでも上位?』
「あぁ。もう俺の時代が終わるよ。世代交代ってやつだな」
『何懐かしんでるんですか!そういうのは引退してからにしてください。まだ得点上げてもらわないといけない試合は残ってるんです』
「最近はトーレスも復活してきたし、ルカクだって伸びてきてる。俺じゃなくても点はとれるさ」
『バカ言ってんなよ!トーレスの復活だって完全じゃないし、ルカクにしてもスタリッジにしても調子の波がありすぎる!それに、俺はあなたが努力家だって知ってる』
「そうは言っても、実際体がついていかないことが多いんだよな・・・おまえも俺にキレが無いこと気づいてるだろう?」
『そこまで言うならわかったよ。次のユベントス戦で、俺はあなたに限界のパスを通す。それを決めるかどうかで判断する。あなたがダメならスタリッジさんとマタさんに決めてもらうし、俺が代りにFWやるよ』
「ストライカーはエゴイストじゃなきゃいけない」俺は、チーム内で誰よりもエゴイスティックなプレーヤーであるドログバさんをリスペクトしている。
たしかに、プレミアで2度の得点王にドログバさんも才。全盛期のスピードも無ければ、パワーも無い。でも、世界のトップで長年培ってきた感覚は鋭いままだ。
それを本人に再認識させる為にも、次のユベントス戦の持つ意味は大きい。
CLグループステージ第3戦、ホームでのユベントス戦。
前回の対戦では、守備的な布陣で引き分けた相手。ホームで迎える試合は、いつもの<4-3-3>で臨む。俺は左のCMFで先発出場。そして、注目の2トップはドログバさんとスタリッジさんだ。
試合はホームの声援を味方につけたブルーズが圧巻のパフォーマンスを見せる。
開始10分にCKからこぼれ球をスタリッジさんが押し込んで先制すると、その10分後にはマタさんのパスからスタリッジさんが決めて2点目。
この日のスタリッジさんはキレがあり、その後も惜しいシュートを放つ。
スタリッジさんとは対照的にドログバさんはキレが無い。俺はギリギリのパスを通し続けるが、追いつけなかったり、相手DFに当たり負けしたり、無理なシュートを打たされたりしている。
前半を2点のリードで折り返したブルーズは後半も同じ勢いで攻める。
しかし、カウンターから一瞬の隙をつかれてゴールを許し、1点差に詰め寄られると、試合は次第にユベントスペースになっていく。
反撃に出たユベントスの攻撃を必死で抑えるブルーズ。
カウンターの恐怖を見せたいところだけど、前半活躍したスタリッジさんが機能しないくなっている。この状況にベンチが動き、控えFWのアップが加速している。
ドログバさんとの約束・・・・
劣勢が続く中でクリアボールを拾った俺は、ピルロ&マルキージオの2人をかわして前を向く。その瞬間、諦めないストライカーの姿が目に入った。そこに迷わずスルーパスを放つ。
そのパスの先にはドログバさん。相手DFの寄せを一瞬のフェイントで切り返し、力強く振り抜いた右足から放ったシュートは、試合を流れを引き戻す3点目となった。
「うぉぉぉぉぉ~!!」雄たけびをあげ、スタンドに走りだすドログバさんを見て、俺は右手で力強くガッツポーズをした。
残りの時間をコントールしたブルーズは、危ない場面も作らせずに試合終了。
これでグループ単独首位、決勝T進出に王手をかけた。
そうそう、クラブハウスのロッカーにドログバさんからのプレゼントが入っていた。
<ゾウの置物>
センスないよ・・・玄関に置いて、鼻に車のキーでも架けようと思います。