<第19話  2年目の新天地>



機内でグリードさんから貰った移籍市場のスクラップ記事に目を通してみた。

「ブラジルの至宝がインテルに!レアルやバルサじゃない!ネイマールがインテルに電撃移籍」
「若返りを図るインテル。シャキリもバーゼルからインテルに加入」
「俺は試合に出たい!バルサに所属するオランダ代表のアフェライがマルセイユへ」
「ビッククラブ争奪戦を制したのはリヨン!リール所属のアザールがついに移籍」
「日本代表の岡崎が新天地へ!セリエAのキエーヴォ移籍」
「ラストチャンスなんで・・・・前田遼一がスペインのアトレティコマドリーへ」


あれ?俺の記事が無い!おかしいよ~!!
「ビッククラブが大注目の若手が移籍を決断!さともみほ新天地へ」とかあってもいいんじゃね?と思いながら飛行機に乗ること二時間半・・・・ついに到着しました。




俺が選んだ移籍先はイタリア セリエAのラツィオ!選んだ理由は「CL出場権」「所属選手の質」「チームの歴史」、そして「黄色のユニフォームじゃない」って事です(笑)


所属選手は、各国の代表クラスの選手。有名なとこだと、ドイツ代表のクローゼ、オーストラリア代表のブレシアーノ、ブラジル代表のエルナレス等がいる。




フィディカルチェック、契約を終えた俺は入団会見。あまり多くないプレスに向かって監督は俺について話し出した。
「私たちは彼がデビューする前からチェックしていた。そして昨シーズン、彼はオランダで結果を残した。彼はネドベドのようなスタミナとシメオネのような守備力、そしてベロンのようなファンタジーを持っている」

ものすごく評価しすぎなんですけど・・・・・俺の背番号はベロンが在籍時に着けていた23番。
期待に答えられるよう、この番号に恥じないようなプレーをしなくちゃいけない。
まずはスタメン定着が目標ですけどね。。。



キャンプ、プレシーズン順調に経過。
いよいよリーグ開幕を明日に控え、スタメンとベンチのメンバーが発表された。加入したばかりなのにベンチ入り。監督もかなり期待してくれているようだ。




そしてむかえたリーグ開幕! ラツィオの開幕戦はアウェーゲームです。
相手は昨シーズンスクデット(優勝)を獲得し、スナイデルやネイマール、そしてユウトさんを擁するインテルナツィオナーレ・ミラノ!通称インテル。
試合会場のサン・シーロは80000人収容のビッグタジアム。開幕戦だけあってスタジアムは満員。オランダとは違う、カルチョ独特の雰囲気があります。


インテルは怪我人の影響もあってか「3-4-3」のフォーメーション。ユウトさんはアジア杯で怪我をしたようで、大事をとってベンチからスタートのようです。対するラツィオは「4-3-1-2」のフォーメーション。


立ち上がり、慣れないシステムで固さの見えるインテルに対し、ラツィオは果敢にゴールに迫ります。前半10分、左サイドからの鋭いクロスを相手DFがオウンゴール。ラッキーな形で先制します。その後は「スナイデル」「ネイマール」「ミリート」を中心に反撃にあい、なかなかチャンスを作れません。20分過ぎ、コーチからアップの指示を受けアップ開始。

そして前半35分、2トップの1角と交代でピッチに入ります。監督からの指示は「チャンスを作ってこい。サイドのスペースを活用しろ!」


俺は監督の指示通りにサイドに開いたり、中に走りこんだりの動きを繰り返します。その動きが実を結んだのは後半15分、左サイドを抜けた俺はニアサイドに早いクロス、これをクローゼさんがダイレクトボレー!俺はセリエA初出場で初アシストを記録。
その後、カウンターでさらに追加点。最後は反撃にあうものの、ゴールを割らせず開幕戦を(0-3)の快勝!俺も評価点<7.0>で最高のスタートをきりました。