ある朝の壱亜。
壱亜の朝の登校時。
普段見向きもしない靴べらに興味を示し
使ってみることにしたようです。
しかし、いっこうに靴をはこうとせず
必死で何かやっています。
見ると
靴のマジックテープを靴べらで、はずそうとしていました。
はずすことに失敗した彼は
気を取り直してマジックテープをペリッと手ではずし、
今度はいつも踏んづけて履くのでペチャンコにつぶれた靴のかかとを
靴べらで元に戻し始めました。
・・・・それもうまくいかずに手で戻し、
とつぶやきながら、靴べらを使わないで靴をはきました。
そしてようやく出発です。
間違えてチャイムを鳴らした自分に驚きながら
彼は学校へと走っていきました。
「・・・・今日も壱亜が無事に学校へたどり着きますように。」
毎朝、見送るたびに私は祈ります。