最近ヨガをはじめた方も、
長く続けている方も、
なんとなくのきっかけや、
不調があってヨガのクラスを探してくださった方、はじめるきっかけは様々かもしれません🌱
今日は、知ってる方も知らない方も
少しはクラスで聞いたことがあるかもしれませんが、”Yoga”の意味や、語源、哲学について
書いていきたいと思います🪐
ヨガの言葉の由来というのは、
サンスクリット語でユジュ
簡単にいうと繋がりを意味しています。
人と人と繋がる、
心と身体の繋がり
ヨガをしていると、たくさんの繋がりができる気がします。
ヨガの発祥はインド🇮🇳からきていて、
いつからかというのは具体的には詳しいことがわかってはいませんが、ヨガの起源はなんと約4500年前。インダス文明で誕生したと言われています。 5000年前頃のインダス文明の都市遺跡「モヘンジョダロ」ではあらゆるポーズをとる陶器の像や座法、瞑想する神像なのが多く発見されています。 この頃からヨガの起源が存在し、現在のヨガへと発展しました。(教科書より)
今はエクササイズ、ダイエット要素の強いヨガも多くあるように感じますが、ヨガの根本、目的は、ヨガはポーズと瞑想を使った心身の健康法であるとされています。ヨガのおおもとであるこの経典では、ヨガの目的は「心の動きの停止」とされていました。
そしてヨガの中にはヨガスートラというもっとも大切とされる経典のひとつがあり、ヨガの古典文献のなかでも最古とされています。
ヨガとは何かが定義されていてサマーディにいたるまでの具体的な方法が提示されています。ヤマ、ニヤマを含む、有名な八支則の教えもこの経典から来ています。
この本は、インド哲学の一つであるサーンキヤ哲学をベースにして書かれています。
サーンキヤ哲学は魂と身体は別ものであり、双方が分かれた状態でなければ悟りは開けないといった教えです。
この哲学をもとに『ヨーガスートラ』では、瞑想に没頭し、本来の自分や生き方を、外的要因ではなく、あくまで心の内側から見つけ出す方法を説いています。
ヨーガスートラでは主に、自分の内なる「心」コントロールし、最終的には一切の心の動きを静止するための心えや方法が書かれています。
つまりヨガは本来、瞑想を主とした心のコントロール方法であったといえます。
そして、そのヨガスートラの中にある八支則の教えがあります。
八支則(はっしそく)とはヨガにおける基本の考え方で、「悟り」に自分を導く8つのルールです。
八支則は、私たちの日常生活にも深い関わりがありより良い人生を送るための教えともいわれています。
私たちが幸せになるために、外の世界から自分を満たしてくれるものを探し求めるのではなくて、自分自身の中にある苦しみの原因を知り、そこから抜ける方法を教えてくれるのがヨガスートラだと思います。
1:ヤマ(禁戒)
日常生活において行わない方がよいこと
2:ニヤマ(勧戒)
日常生活において行った方がよいこと
3:アーサナ(坐法)
座って瞑想していくために、カラダを整えること(ヨガのポーズ)
4:プラーナーヤーマ(調気法)
意識的に呼吸を整えることで心を呼吸に沿わせること
5:プラッティヤハーラ(制感)
カラダの感覚をありのまま感じること
6:ダーラナー(集中)
今の感覚に心を添わせること。心が今にとどまることを学んでいる段階。努力のいる集中。
7:ディアーナ(瞑想)
今の感覚に心を添わせること。心の動きに気づいているため、集中が途切れてもまたすぐに戻ることができる。
8:サマーディ(三昧)
今に集中している状態。心が定まっている状態
この8個ある教えでは、アーサナ(ポーズ)は3個目。つまり最初は哲学。なぜ哲学というと、ヨガマットの上にたつ前に大切なことを実践しないとヨガアーサナをとってもなかなか効果がないことを意味しています。
生活習慣の見直しから始まり、少しずつカラダや心を整えて行くことで、心が定まり、幸せに生きることが可能になると考えています🍀
次のブログでは、ヤマニヤマについてを書いて行こうかと思います。
少し、難しいと感じた方もいるかもしれませんがざっくり簡単にヨガはアーサナをとることだけじゃないんだな、身体を柔らかくすることではなく、心を整え、苦しみから解放されることを目的にしています。
では次のブログで。