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(すっげー長い。最後まで読む人がいないかも、と思うくらい長い)

2022年7月の参議院選挙のときに『参政党』という政党が気に入ったので、紹介しました。

ただ、その後、状況が変わってきて、とても積極的に支持、応援できる状況になくなってしまいました。

その経緯などについて書いていきます。

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2022年(今から2年位前)の3月、たまたま出てきたユーチューブの動画で今の参政党代表の神谷宗幣(かみや・そうへい)さんの演説を聴いて心が震えました。

これまでひろしがお勉強してきた日本や世界の歴史、地政学、世の中の(いわゆる本当の)事情、『国際金融資本』とか『軍産複合体』とか『イルミナティー』とか『ユダヤ資本』とか『ロスチャイルド』とか『ロックフェラー』とかっていう『アレ』(ここでは『ディープステート』としておく)、それを全てをありのままに演説されていて、『もし、こういうハナシが国会で取り上げられ、それをNHKとかの国会中継を通じてテレビで放映されて国民に知らされるようになったら大変なこと(いい意味で)になるにちげーねー!!!』と確信し、心が躍りました。

そして、神谷宗幣の言う日本を守り、世界をリードする日本、世界に大調和を生む日本、子どもたちによりよい日本を残し、これまでの教育、健康、国護り(くにまもり)(武力を使って国を守るだけでない国防)などが掲げられた参政党という存在、全てに共感した、と言ってもいいくらいだった。

その後、参政党のことをよく調べ、実際に街頭演説にも聴衆の一人として参加し、もちろんアンチ参政党の意見なども分析をしたりもして、反対する人たちの意見も見てみたりして、その結果、現在の政党の中で最もマトモ、という結論になりました。

(反対の意見=アンチというヤツら。アンチの人たちが言っていることを調べてみると、理屈が通らないこと、根拠がないことばかりで『反対のための反対意見』という内容だった。中には何となくイヤだ、とか。理由がきちんとしていない)

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ただ、一点、気になったのは『次世代原発を推進する』という政策(つまり既存の原発には反対、既存の原子力発電は推進はしない、ということ)。

ひろしは原発不要、という考え方なので、既存だろうが、次世代だろうが唯一この点だけが引っかかりました。

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で、調べたよ、『次世代原発』ってヤツを。

これは『小型モジュール原発』というヤツで、従来の原発の1/80の大きさで、原子炉自体を予(あらかじ)め石棺(せっかん)状態にした発電所のこと(予め発電所自体がコンクリート詰めされている発電所って感じ。あくまでも感じ、ね)。

そのため理論上、その石棺の中で仮に事故が起こり、原子炉が暴走しようが、爆発しようが、メルトダウンしようが石棺の中で起こることなので、外部にはまったく影響がない、というもの。

なんて言っても、これにはツッコミどころが満載なんだけど、現在、三菱重工業が中心になって2035年から実用化されるように開発中、とのことだった。

なので、2035年の実用化に向けて、参政党内で原発に対して理解を促し、原発不要を提唱していけばいいじゃないか、まだ2035年までなら時間がある、と考えた次第。

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その後、参政党の街頭演説会で当時の参議院議員選挙の全国区に出馬予定の5人(党内では『ゴレンジャー』と呼んでいた)、全員に『原発について』のそれぞれの意見を質問したところ、4人(神谷宗幣、武田邦彦さん、吉野敏明さん、赤尾由実さん)が『原発には反対』、1人(松田 学さん)が『必要』とのことだった。その後、武田邦彦さんの解説により松田 学さんも原発は不要という意見に傾いた。

参政党の顔とも言える大きな存在の5人のうち、4名(4人と半分くらい?)が反対なら、参政党としては『原発反対』と考えて良いだろう、となって安心材料が増えた。

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で、ひろしはスッキリしない部分もあるが、このままでは日本が外国勢力によって潰されてしまう。

それを少しでも食い止めるためには参政党の考え方が必要だ。

そのため参政党が大きくなることで外国勢力の日本侵略の時間稼ぎができるなら参政党を支持することは必要、だから支持する、と表明しました。

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ところが、2022年7月の参議院議員選挙が終わり、翌2023年4月に参政党の政策が正式に発表され(それまでは『仮』の政策だった)、その中の『エネルギー政策』を見て愕然とした。

そこには『既存原発も推進する』と書かれており、『既存原発再稼動を容認』とも方向性を出した。

これは2022年2月から始まったウクライナ紛争によりエネルギー価格が高騰し、原発を稼動させないと国民生活が立ち行かない、という判断によるもののようだった。

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が、しかし、ウクライナ紛争やエネルギー価格の高騰なんて『茶番』ということは明らか。

参政党は『ディープステート』の存在を常日頃から取り上げて批判し、この影響によらない国づくりを提唱している。

他のバカ政党ならいざ知らず、つまり、参政党がウクライナ紛争も茶番、エネルギー価格の高騰も茶番、それがわかっていながら、なぜ『石油価格が高騰している』から『既存原発推進』、『既存原発再稼動も容認』する必要があるのか理解できなかった。

しかも党の顔であるゴレンジャーの一人、武田邦彦さんはことあるごとに『日本のエネルギーは、石油、石炭、天然ガスでよい』と提唱していた。

にも関わらず、なぜわざわざ『既存原発再稼動も容認』になるのだろう。

ディープステートの存在を知っている参政党だからこそ、この時勢でも『エネルギーは石油、石炭、天然ガスで賄う』を提唱すべきではないか・・・。

党の理念も感じられないエネルギー政策に変わってしまった。

しかも一体、誰が原発推進を参政党の政策に入れたのかもまったくわからない。

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で、ひろしの地域の参政党の人たちに聞いてみたところ、意外に『原発支持』が多いことがわかって、これも愕然とした。

しかも党内の原発支持者の意見を聞くと、『国』や『電力会社』が唱えている最も単純な『原発の利点』のトリックに易々(やすやす)と騙されているのだ。

それが『原発は安全』、『原発はコストが安い』。

これらは原発推進派が騙しに使う最初のトリックなのだ。

常日頃から『正しい、本当の情報を取ってください』、『テレビやマスゴミは本当のことを言いません』などと言っているにも関わらず、こんな初心者向けの原発のトリックにまんまと騙され『本当のこと』と信じきっていることが信じられなかった。

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今から13年前の東日本大震災のときに起こった『福島第一原子力発電所(以下『フクイチ』)』の事故は記憶に新しい。

東京は200kmほど離れているが、それでも放射能汚染は国民に不安を与え、放射能汚染の実害を出し、東京の一部では水道水すら飲めなくなり、野菜は買えなくなった(東京で売っている野菜の産地はほとんどが北関東産)。

 

肉も家畜を捌いたところが産地のようなものだから不安が残るし、魚も水揚げしたところが『産地』だから、パックに表示されている『産地』なんてまったくアテにならない。

 

生産者も業者もそれを知っているから酷い生産者、業者はわざと産地がわからなくなるような細工をして売っていた。

 

つまり、東京の普通のスーパーでは食べ物が安全かどうかなんて不安しかない、買えなくなったのだ。

対岸の火事ではなく、そんなことを経験しながら、しかもあれから13年経ったがフクイチの廃炉作業はまったく進んでいない(マスゴミ、東京電力は、さも何かが進んだようなことを報道しているが、ハッキリ言っておく。廃炉の作業は『何一つ進んでいない』どころか、日を追うごとに『廃炉の予定日』は年単位でどんどん先送りになっていく。

原子力発電というのは今の人類では制御できないもの、なのだ。

未だに溶け落ちた燃料がどこにあるかもわからない。

 

燃料は下にしか落ちないから、探しようがあるようなものなのに、下に落ちたものが13年経っても、しかも地球のどこかにある、というようなアテのないものを探すんじゃなくて、フクイチのそれぞれの原子炉の下にしかないはずなのに『どこにあるかわからない』なんてギャグか。

 

おそらく溶けるときは数千度になるような物体だから、コンクリートをもすり抜け、地面を通り越してそのまた下の下の下に行ってしまっているものを『人類の技術では取り出せないようなほど下に行ってしまっているから取り出せません』なんてとても言えない(原子力産業にとって不利なことだから)から『どこにあるかわからない』ということにして伏せているんだろうとも思える。


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そんな大事故(しかも原子力発電所の事故としては世界で最も大きい事故、経験したことがない事故を起こした)が起こったにも拘らず、何年か経てば忘れてしまうような感じの党員がそれでも原発推進を掲げながら『未来の日本』とか『子どもたちにより良い日本を残す』とか言っているのだから、筋が通らない、意味が分からない。

発電に使われた後の放射性廃棄物は、現代の科学でも、未来の科学でも安全に処理する方法を編み出せる見込みすらない負の遺産。

『放射性廃棄物の安全な処理方法はわからない』、だけど『原発は推進する』、そして『未来の子どもたちのためにより良い日本を残す』と言っているのだ。

(使用済み核燃料だけでなく、使用前の核燃料も十分危険です)

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参政党には『3つの重点政策』がある。

・『教育・人づくり』
(学力(テストの点数)より学習力(自ら考え自ら学ぶ力)の高い日本人の育成)

・『食と健康、環境保全』
(化学的な物質に依存しない食と医療の実現と、それを支える循環型の環境の追求)

・『国のまもり』
(日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくり)』

だ。

原子力発電推進は、この3つの重点政策、全てに矛盾する。

こんなに危険なものなのに『自ら考えることができない』、『経験しても学べない』人たちが『学習力』の高い日本人をどうやって育成するというか。


放射性廃棄物を垂れ流しながら、安全な食や健康は守れるのか!?

循環型の環境の追及? は? 何言ってんの?

ダイナマイト1発で原子力発電所は簡単に爆発させ、メルトダウンできるのにこの国には54基も簡単にテロを行える無防備の原発があることをわかっているのか!?

 

しかも一体何度繰り返せばいいのか、と思えるたび重なる運営会社の不始末ぶり。

 

データの改竄は言うまでもない。書類を車の屋根の上に載せて、そのままにして車を走らせて書類をばら撒いたことにすら気付かず、拾った住民が通報してようやく発覚した、とか (笑)。

で、そのカイシャが何度不祥事を起こしても『原発は大丈夫、安全』と思える脳ミソはどうなっているのか。


もうわからない。どこを向いているんだ、この政党は・・・。

そして今年1月1日に能登半島地震が起こり、甚大な被害が出ていて、石川県の『志賀原発(しか・げんぱつ)』、新潟県の『柏崎刈羽原発(かしわざきかりわ・げんぱつ)』の周りでも大きな揺れがあり、発電所の周りの道路は亀裂だらけになっている。

海岸線も大きいところではホンの1分で3~4mも隆起した。

 

地震発生からほぼ1ヶ月近く経っていて、それでも電気、ガス、水道は復旧していないところが多いにも拘らず、原発だけは『異常なし』だそうだ。

 

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2011年3月のフクイチの事故でわかるが、有事の際、原発がどれだけ災害救助や復興の足を引っ張るか。

これさえなければ、どれだけ災害やテロに対して穏便に落ち着いて対処ができることか。

(原発の負のことは書き出すとキリがない。いくらでも出てくるがここで一旦やめておく)

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そのほか、政策の『農業自給率100%を目指す』も大変美しい考え方、国家としては正しい政策であるが、現在の日本の人口ではこれは現実不可能。

1億3千万人の人口を100%養うだけの農地は、この国の国土面積ではできない、足りないのだ。

で、しかも、参政党の政策は『人口を増やす』であるので、『農業自給率100%を目指す』となると現在、実質食糧自給率10数パーセントの日本は『今後、どこかの国を侵略でもなさるおつもりでしょうか・・・』となっていく。

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そして正式の政策発表の後、参政党の人事も不信感を抱くようなことが続いて起こっていく(コレに関してはもう文章が長くなりすぎるので割愛)。

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現在、参政党のことをネットで調べると様々なことが出てきます。

そこでは専ら『党内人事』のことが取り上げられ、騒ぎ立てられていますが、ひろしが参政党に対して揺るがされている一番のことはこれまで書いてきたように『政策』に対しての想いの違いです。

原発推進は、ハナシにならんよ。

そのほかも矛盾が多いよ。

そしてコレに加えてここ半年ほど騒がれている人事のことが加わり、元々このメールは当初、年明けすぐに出す予定でしたが、モタモタしていて今日になってしまったわけだけど、(たまたまであるが)きのう1/26に元国政秘書が亡くなるというお知らせも加わり、相次ぐことにどんなに正義を振りかざすような演説を聞いても、何を聞いても心が震えなくなってきました。

(9月に政策秘書を辞め、実際に亡くなったのは12月。死亡原因の公表はされていない。ひろしも二言三言喋ったことのある人)

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こんなことが起こり続け、そのため当初、色んな方に参政党という党の存在をお伝えしてきましたが、現在のひろしの参政党への支持は限りなく『取り下げ』に近い『支持を見合わせ』『支持を差し控える』とすることとしました。

当初の状況からこれまでに亘り状況が変わってきたことなどご理解いただき、悪しからずご了承いただきたく長文を書かせていただきました。

(とはいえ、情報源の一つとして参政党が発することの中で良いものは今後も取り入れていきます)