問題は7と8



僕が小夜子を殺したいとおもうはずがない。

でも、小夜子の方は僕を殺したい程の

感情にかられることがあるみたい。

逆に僕は死にたくなるほど小夜子を求めたことがある。

この1週間で1日だけ会わない日があったのだが、

僕はそれに耐えられず発作的に死のうとしたことがあった。

会っても会わなくても危険な関係、それが僕と小夜子。



しかし、これで僕は自殺できなくなった。

自殺をするには小夜子を殺さないといけない。

さっきも言ったけど僕にjはそんなことはできない。

小夜子は自殺なんて考えない。



僕が思うに、この恋愛の結末は

小夜子が僕を殺して、小夜子が死ぬんじゃないかと思う。

僕の最後は小夜子に殺される…本望である。

でも、小夜子は…いや、小夜子は僕を殺せて

嬉しいと思ってくれるに違いない。

これはいいね!

でも、それをするにはまだ早い…。

まだ、その境地じゃないと思う。



……ん?このルール漏れがある……



「もし、仮に事故や病気で死んでしまったら?」


「そうなのよ、後を追わないといけないけど、

そうすると矛盾しちゃうの、自殺はできないのよ」


「あぁ、なるほど、でもそうすると7も矛盾だよ」


「あら、ほんとだわ…どうしようかしら」


「じゃあ、変えよう。どうせ、僕は小夜子のいない世界になんて

生きていけない」


「私だってそうだわ…でも、貴方、大丈夫なの?」


あぁ、そういうことか!?

小夜子は僕の心配をしてくれていたんだ!

それで…僕は思わずにやけてしまう


「大丈夫。だって僕は小夜子に…」


「ほんとに!ありがとう」



小夜子は理解したみたい。

僕は自殺なんかしない。小夜子に殺されるんだ。


ルール8

もし、相手が死んでしまった場合、後を追うこと



「これで、私たち運命共同体よね!」