普段あまりTVをみない私ですが、好きな番組の1つにBEFORE / AFTERがあります。

皆さんもご存じかと思いますが、リフォームを考えているオーナーがそれぞれ

抱えている住宅環境の不具合を、匠の力によって克服し、いいリフォームを達成するTVプログラム。

先日の放送は番組初の海外バージョンでした!

 

場所はParisモンマルトルに建つ築155年のアパルトマン。

私の大好きな街です♪ 英語に触れないのであれば暮らしたい国フランス。

現在学んでいる最中の仏語をテレビで少し聞けたらなぁという軽い気持ちで見てました。

私の一番のツボだったのは職人の道具。

驚いたのは鋸と鉋の使い方の違い。日本人は鋸を引いて切りますがフランス人は押して切る、

そして鉋についても日本人は引いて削るがフランス人は押して削る

しかも日本人は自分の専用鉋を持ち大事に一生使いますが、フランス職人は共同で使い、

自分専用の感覚にこだわりはなく順応して使う。。。まさにお国が違えば文化も違うものだなぁと実感。

そこで私が感じたのは、そのような生活習慣や文化の違いはきっと言語表現にも影響しているのだということ。

西洋人は前へ前へと進む民族、鉋や鋸も押して使う=言葉のニュアンスもストレートな表現なのですね、YESかNOか常に

はっきりしていて、曖昧なところがあれば追及し改善していく前進型です。

その反面日本人は道具を引いて使うように、加減を自分で測りながら個々の感覚をつかんでいく慎重でかつ完全主義。

単純に押してPOWERで直接投げかける西洋の文化とは少し違うのです。

 

どちらがいい悪いではなくて、このようなちょっとした文化の違いさえも言葉のニュアンスに影響しているのだろうと。

表現の形が真逆で当然だなと思いました。

何気に見ていた今回の匠。意外なところに言語表現のヒントが隠れていたのでした☆ やはりLanguageは奥深い!