年末年始のお休みとこの3連休はあまり出かけず読書
宮部みゆきさんの「三島屋変調百物語」シリーズで、文庫化している1~4作目「おそろし」「あんじゅう」「泣き童子」「三鬼」を。
江戸の袋物屋「三島屋」の主の姪で居候のおちかが、訪れる客の不可思議なお話を聞く。
それぞれのお話が短編のようになっているけれど、つらい過去をもつおちかと三島屋の面々の話の部分はゆるくつながりがあるので完全な短編集ではない。
死者やこの世のもではない不思議ないきものや怪物にまつわる話などなどちょっとおどろおどろしい話も・・・。
宮部みゆきさんの作品はけっこう読んでますが、今回も楽しみながら読みました
内容によっては悲しいものやぞっとするものもありますが
江戸時代の町民の暮らしについては、東京の博物館とか資料館で垣間見る限りではなかなか楽しそう
ある程度お金があって健康であれば、ですがね。
4作目にある「食客ひだる神」のひだる神が可愛い~
食いしん坊のひだる神、憑りつかれるとちょっと大変ですが、憎めない(笑)
そしてこの話は江戸時代のおいしいお料理もたくさん出てきます(笑)
死者がよみがえってくるお話の中の、
「私どもはみんな、いずれ死ぬまでは、どうしたって生きなくっちゃいけないんですから」
というセリフが心に残りました。
明日からまた仕事、いろいろつらいこともあるけどがんばろう~