幼児教育、英語教育、フラッシュカード、ドーマンプログラム
音楽(ヴァイオリン・ピアノ)教育、IBスクールの教育・・・
何にも知らない私が子育てを通じて、子供の成長と共に
曲りなりに作ってきた環境・・・
その犠牲者第1号の娘が、今それらの教育を受けて来た事を
どう思っているのか。「海の向こうの娘より」と題して
滅多に聞くことのない『教育を受けた側の生の声』を
8回に分けて過去記事で取り上げてきました。
私が娘にこの記事を依頼しましたが、決して良かった事を
書いてほしいとか、宣伝をして欲しいとか、そう言う事では
ありませんでした。良くなかった事は良くなかったと、
嫌だった事は嫌だったと、良かった事は良かったと…
ありのままの感覚で書いて欲しいと思いました。
ですから、8回に分けて娘の言葉をそのまま皆さんにお届け
しました。
が、娘の言葉にもまだまだ隠れている事はたくさんあります。
もちろん全部を書く時間が彼女にはありません。教育を受けた時は
まだ幼かったので、全てを鮮明に覚えている訳でもありません。
幼児教育とはそんなものだと思います。
そこで、それぞれの時期の詳細、その頃の彼女の様子、親として
対応してきた事など、もっと詳しく皆さんにお伝えしようと思います。
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本日も母親目線編の5回目、いよいよ
『10歳少女の単身イギリス留学』の最終話です。
以前に少しだけ触れましたが、
この留学を本当にさせて良かったと感じた娘の一言
『実は・・・帰国後に分かった、娘の本心。』
あっという間に2週間は過ぎ、娘の帰国の日がやってきました。
フライトの到着時刻に関空まで迎えに出向きました。
到着口から・・・
T-シャツにパンツ姿でヴァイオリンを担いだ娘が出てきました

元々、物静かな娘で、見かけは非常に素朴な感じの子供です。
その娘が何だか少し大人に見えました。
たった2週間で何が変わるわけでもないはずですが、
本当に大人っぽく感じられました。
「お帰り」とその場でハグ
「ただいま…」なんだか言葉少なな娘でした。
ずっと日本語を使っていなかった事や、やはり随分緊張して
いたのでしょう。あまり言葉が出てこなかった様です

帰宅までの間に気持も随分ほぐれて来たようで、
あちらでの事を色々話してくれました。
あちらのお宅の下の男の子がいたずらっこだけどとても
かわいいとか、お嬢さんと仲良くした事。
食事がそれ程美味しくなかったけれど、
(一般的にイギリスの食事はあまりこう評価では無いですね)
お父さんが鶏をつぶしてくれてお料理して下さったとか。
それは非常に美味しかった事。
学校での様子・・・
どんどん、いつもの娘らしさが戻ってきました。
そしてふと娘が・・・
「行きの日に空港まで送ってもらったでしょ。
あの時、今からやっぱりやめたい
って言おうかなぁって、何度も思ったんだけど…。
折角行かせてくれるママの事考えると言えなかった。
本当は泣きそうになりながら行ったの。」
本当の気持ちだっただろうと思います。
大の大人でもなかなか一人で渡航できる人もいません。
私は旅行代理店に勤務していたので、良く分りますが、
何もかも旅行会社任せで、知人も一緒、代理店が世話を
全部してくれる…。それで渡航できる人がほとんどです。
娘も海外旅行の経験はその時既にありましたが、
もちろん家族と一緒です。元主人も旅行代理店勤務
でしたから、私達は旅行のプロ。全く心配無く旅行は
していました。が、今回は10歳にして一人旅。
前にも書きましたが、2週間の英語留学で英語の進歩を
望んだりしていませんでした。
まず、娘が一人で行くと言った事に対して、サポートして
あげたかった事。その中で自分で何を見て、感じて、どう対処して
くるか…。英語とは全く関係のない事に私は単身渡航の
目的を持って行かせました。
あちらで、色々な出来事に何とか対処して無事帰国して
くれたのもすごかったですが、何より、彼女の先の言葉は
私には一番誇らしい事でした。
渡航前、きっと極限状態になっていたでしょう。
泣きたいほど張り詰めていたのでしょう。
小さな胸が壊れてしまいそうなくらい…。
そんな状態でも、私達や周りの事を思い、
この期に及んで逃げられない
と自分の気持ちを自制して、一言も云わずに飛び立った事が
私には一番大きな収穫でした。
帰宅してから弟や私達に一つずつ買って来てくれたお土産を
渡してくれました。
自分の物は殆ど何も買ってこなかった様です。
学校での制作物やノート、
あちらのお母さんがお土産にと買って下さったものや
あちらのご家族の写真を大切そうに持っていました。
帰国したその夜、眠る前に
「又、行きたい
」って聞きました。「うん
」「ママ、行かせてくれてありがとう。」
その言葉に私も張り詰めていた気持ちが一気に溶けて
涙が溢れてきました。
なんでも手助けしてやる事は簡単です。
でも、じっと見守ってやる事、信じてあげる事が
親として一番大切な仕事の様に思いました。
こまめで優しい母親では無いですが、その分
こうしたサポートはしてやれる母親でいようと
再確認した夜でした。

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