2014年1月12日午後8時15分に、ミミが天国へ旅立ちました。
9歳と3ヵ月でした。
旅立つ日の朝。
ミミにとって、この世での最後の朝。
もう起き上がることさえ出来なくなっていたミミ。
けれど明け方、ミミは自分で母の寝ているベッドへ上がり、母の枕の横で眠っていました。
そこはミミのお気に入りの場所でした。
きっと、ミミは察していたのだと思います。
どうしても最後に、大好きな母の隣で、いつもの場所で、眠りたかったのだと思います。
最後の力を振り絞って、ベッドへ上がったのだと思います。
その後すぐ、ミミはもう全く、動けなくなりました。
その日は、ずっと食卓の真ん中にミミを寝かせ、みんなミミを見守りながら過ごしていました。
それもいつもの光景でした。
食卓に猫をあげるなんて、と、普通は思うかもしれませんが、
私たち家族にとって、ミミは本当に、普通に、家族でした。
午後になり、母と父がミミに点滴をしました。これが最後の点滴になりました。
毛がもさもさで見た目にはあまりわかりませんが、もうミミの身体は皮と骨だけのように
痩せ細り、その身体に点滴をするというのはとても大変な作業でした。
母も父も懸命に行っていました。
延命のためではなく、ミミが少しでも楽に、安らかに旅立てるように、そのための点滴でした。
たぶんもうほとんどミミの意識はなかったと思います。
けれどその時私には、ミミが全身で、母と父の愛情を感じているのがわかりました。
とてもとても、幸せそうでした。
最期の時。
みんなでミミの名前を何度も呼び、身体をさすっていました。
細かく動いていたお腹の動きが止まり、身体に残ってる空気を吐き出すような動きを
5分起きくらいに何度か繰り返し、そして何回目かの時、
『あぁ…今のが最後だったな…』と、わかりました。
ミミの身体が、空っぽになった感じがしたのです。
肉体から、魂が抜けた瞬間だったのだと思います。
みんな、泣いていました。
でも泣きながらもどこか、笑顔でした。
ミミが長い苦しみから解放されたことが、みんな本当に嬉しかった。
「ミミ、おつかれさま。よくがんばったね。ありがとう。」
ミミの身体に顔をつけながら、何度も言いました。
母が、ミミのお気に入りだった毛布にミミを寝かせ、
その横に、父がお線香の準備をしてくれました。
そしてひとりずつ手を合わせました。
翌日、家族でミミをお寺に連れて行きました。
親友がミミのために持ってきてくれた白いお花一輪と、家族で寄せ書きした手紙を一枚、
棺に入れました。
目を閉じて横たわるミミの姿は、本当に安らかで、眠っているようで、
なんだか信じられない私は、何度も「ミーミ」と呼んでいました。
いつものように、ぼやーっと眠そうな顔で、こちらを見てくれるような気がして・・・
まだ、心にぽっかり穴が開いたような感じで、ふとした瞬間にすごい淋しさに襲われます。
いろいろなところからミミの毛が出てきて、見つける度に、涙が出ます。
親友が「こんな悲しみを感じられることも、もしかしたら幸せなことなのかもしれないね。」と
言ってくれました。
ほんとに、そうだなぁと思います。
ミミと過ごした時間は、本当に幸せでした。だからこそ、本当に悲しい。
私はとても、幸せです。
ミミ、今はどこにいるのかな?
なんとなく、まだ家にいるような気がするのだけど。。。
でも、もうそろそろあっちの世界に行っちゃうね。
いつか私もまた魂だけになったら、また、おひさまの匂いがするふわふわのミミを、
抱っこ出来る?よねえ?楽しみだなあ。
ミミが最後まで精一杯生きたように、私も今の命を精一杯生きていくからね。
私や家族の最期の時は、いつものようにマイペースに、迎えに来てね。
ミミ、9年間ありがとう!
またね





