壱太郎くんが座頭となって毎年頑張ってる

花形歌舞伎。


これまで楽しかったり、華やかな印象だった

内容が、今年はガラリと変わって世話物へ。



昼間っから「女殺油地獄」を観られるとは。


今回は、手引き口上もそこそこで切り上げられたよ。




写真タイムはあったけど、

壱太郎くんは、お顔が白とびしちゃって

私では上手に撮るのは難しいの。



「女殺油地獄」

私は、放蕩息子で家族に迷惑しかかけない与兵衛が

お吉に


「お前が、子どもが愛しいように

俺も父親が愛しいんだ!」


って叫ぶところはジーンとしたよ。


あんなに迷惑かけてるのに、堂々と

「愛しい!」って言われると嬉しいよね。

お金だしちゃうよねニコニコ



殺しの場面では、お隣のマダムが

「ひどい、ひどすぎる。」

と心の声をダダ漏れにしてはったよ。


それから私の真後ろに、大向こうの旦那が

座ってはって

「美吉屋!(みよしや)」

って叫ぶから、

それはそれはよく通るダミ声(失礼あせる)も

楽しんできたよ。




ほぼ、等身大のパネルだって。


久しぶりに着物でよかった。

ほどよい疲れで、今朝の脳のしびれが

心地よかったよ。