出産の不安を喜びに変える専門家 助産師 岩本さとみです。
助産師歴11年、年間1500件の子どもが生まれる現場に立ち会い命の物語を見てきた助産師が、妊娠出産を通して母になる覚悟、母になる楽しさ、母子の健康を継続的に関わりお伝えしています!母としての豊かな価値観を持って子育てができるよう導きます。
前回の記事では、
一人で育児をしている状態に陥りやすい人は、
コミュニケーションにパターンがあるということを
お話しました。
そのコミュニケーションの背景には、
その人の癖が大きく影響しているんですね。
癖って、ネガティブなものが多いですよね。
例えば、貧乏ゆすり。
例えば、頬杖。
例えば、足を組むこと。
例えば、鼻をほじる。笑
癖って厄介です。だって、無意識だから。
でも、治せるんです。
その方法は「自覚すること」
例えば女の子が、鼻の穴に指を入れる癖があるって自分でわかっていたら、好きな人とデートしてるときに鼻をほじくらないですよね?笑
好きな人から好かれたいという気持ちがあれば、嫌われちゃうかもって思うじゃないですか(笑)
そして癖だから、また鼻に指入れちゃうんだけど(笑)また気付いて、やめる。
それを繰り返しているうちに、鼻をほじる前に、鼻に指を入れようとする自分に気づくようになっていきます。
そしたら、やる前に止められるんです。
気付いたら、治ってる。
でも「自覚する」だけでは難しい場合があります。
自覚してたとしても「やめよう」と思っていなければ、やめる理由がなくて続けちゃうんです。
自分の部屋で一人でいるときは、鼻ほじるのやめない。
家の外ではみっともないことって知ってるだけだと、誰にも見られていないので、止める理由がないんです。
これが無意識を垂れ流している状態。
家の中でもやめれる人は、「鼻ほじるのやめたい」と思っている人だけです。
でも、「〜〜のために」「〜〜だから」という部分を強く持つことができればやめれます。
お母さんから「みっともないからやめなさい!」と言われてきたのに止められなかった人でも、好きな人ができた途端、自分からやめれちゃうんですね。
癖ってね、目的がなければ、なかなか気付けないし、自分の内側から湧いてくるような動機がないと、治らないんです。
だって、無意識だから!!!意識できないから「無意識」なんです。
だから、癖の治し方は、
①まずは、なりたい姿(理想・夢・希望)を持つこと
「鼻ほじるのやめて素敵な彼をゲットしたい!」
②自分に気づくこと
「あ、今また鼻ほじりそうになった…」
なんで鼻をほじる女子を例にあげてしもたんやろ・・・
さらにもう一つ。
自分が当たり前にやってることって、基本的に自分にとって盲点の中のことです。
ほくろがあることに、鏡を見ないと気付けないのと同じですね。
成長には必ず、鏡の役割になってくれて、磨いてくれる第三者が必要です。
できれば子育てを始める前に、自分の「癖」と向き合う体験を経ていてほしいと思います。
もちろんわたしの主催するコミュニティで取り組んでいくこともお勧めできますが、ジムでトレーナーについてもらうことかも知れないし、お稽古事で「型」を学ぶことかも使れませんね。
「型」を実践するからこそ、どこがはみ出したり引っ込んでいるのかがわかり、「自分らしさ」や「個性」が生まれてくるんですね。
不安に陥りやすいのは、この「型」が生活からなくなりつつあり、自分の実態が分からないからではないでしょうか。