カウンセラーの 田中里美 です。
皆さんは「自意識過剰」という言葉を聞いて、どんな人を連想しますか?
例えば‥
容姿に自信があるプレイボーイが
「あの女性‥さっきからこっち見てるなぁ‥もしかして、自分に気があるの?」 ‥なんて人がいたら、、、
自意識過剰‥ な、感じしますよね?
なんとなく‥「自惚れ屋さん」とか「ナルシスト」な人を、イメージがするかな‥と思います。
☆☆☆
しかし実は、相反する‥「自分に自信が無い人」こそ、「過剰な自意識」があり、それが苦しさを作っていることがあります。
例えば‥
①
あがり症の人が、会社の会議で、大勢の前で‥プレゼンテーションしなきゃならないとき、
「話すの下手だな〜と、皆が笑ってるにちがいない!」‥と、辛くなってしまう。
②
勉強は苦手で、スポーツが得意な人が「運動神経良いんだね〜凄いね!」‥と、褒められた時、「いや‥勉強がダメだから‥運動しか取り柄がないんです。」‥という応答をする。
①② ‥の情景、ちょっと想像してみてください。
☆☆☆
冷静にメタ認知(客観視)してみると‥
どちらも「過剰な自意識」が、根底にあることが、わかるでしょうか?
①‥の、この人は、、、
実際に「下手だな」‥と、言ってくる人は誰もいないのに「笑ってるに違いない!」と、心が勝手に決めつけてしまっています。
↓
皆は‥会議の内容に集中しているだけかもしれません。
②‥の、この人は、
褒められたのだから‥そのまま喜べば良いのに、自分の中にある「勉強は苦手」という劣等感がうずいて、自分自身を卑下します。
↓
褒めた人は「運動神経」の話しかしてないから、何で勉強の話が出てくるの?‥と、思ってるかもしれません。
こんなふうに‥何か自分の意識が過剰に反応しやすい場面で、それに「劣等感」を、纏っているとき、、、それは「過剰な自意識」であり、苦しさのもととなります。
☆☆☆
因みに‥私は、②の方をやりがちです。
せっかく褒めてくれたのに‥何か自分が苦手なものを引き合いに出して、「過剰な謙遜」を、してしまうのです。
無意識レベルの、昔からの癖ですが、自分に自信がないからしていたのだと思います。
日本人には、「謙遜が美德」みたいなところもあるため、このタイプの方は多い気がします。
「過剰な謙遜」も「過剰な自意識」です。
最近は、「あ!私、またやってるな。」‥と、気づけるようになりました。
そんなに簡単に「癖」は、直らないものですが、、
直さなくてもいいのです!
意識化したことに意味があります!
私自身、自分の特性として認められるたことで、今までより楽になりました。
このように「過剰な自意識」により、
①のような「被害妄想」や、
②のような「過剰謙遜」も起こります。
どれも‥自分の心が勝手に反応し、勝手に作り出しているのですよね、、、
☆☆☆
しかし人が「自意識過剰」になるのは、当然といえば当然です。
誰しも‥自分が一番大事で、自分に関心があるし‥自分本人ですから‥笑
悪いことではなく、普通のことかもしれません。
そこもわかった上で、私は思うことがあります!
ズバリ!!
「他人は、私が思うほど‥私に関心がない!」
のです!
冷たく感じるかもしれませんが、
「気にしなくていいことを、気にし過ぎな自分」に気づけませんか?
自分をメタ認知すると、景色が変わって見えてきます。
自分の持っている「過剰な自意識」と、上手く付き合って、楽になりましょう!
誰がなんと言おうと、結局最後は自分次第です!
☆田中里美☆
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