父が亡くなった後、実家の整理整頓と相続放棄でかなりの時間を使いました。
コロナ禍じゃなかったら、自分がメインで実家の問題を解決することは出来なかったと思います。
2021年のお盆休み頃、父の親友から連絡があり、地元で一度会って話をしたいと言われました。
そこでの話は、来年頃にきちんとした「偲ぶ会」を行い、父を弔いたいという申し出でした。
そこで言われた印象的な言葉を紹介します。
「人生は二度死ぬ。一度目は亡くなったとき。二度目は人々の記憶から忘れ去られたときだ」と言われ、その通りだと思いました。
皆から忘れ去られてしまう前に、亡き父のことを皆で偲びたいという素晴らしい提案でした。
父の親友からのありがたい申し出ですし、父のお店の原状復帰を免除して下さった恩義もあります。
ただ、LGBT当事者としては、否応なしに強制カミングアウトの場になり、その点は正直複雑でした。
それでも避けては通れないことなので、協力できることは協力することにしました。
続きます。